2階に『リビング』ってどうなの??

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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2階をリビングにしてはどうですか?」

 

最近、色々な理由から『2階リビング』を

提案する機会が増えてきました。

 

僕自身が設計をする訳ではありませんが、

土地探しのお手伝い等をするサービスも

している為、必然的に間取りの話もします。

 

2階リビングを提案する主な理由とは、

『狭い土地でも日当たりを良くする方法』

だからです。

 

広大な土地があれば、周りの建物に

光を遮られず、1Fをリビングにしても

日当たりを十分確保できるでしょう。

 

しかし小さな土地の場合、周りの建物との

距離が近くなり、1Fにリビングを配置する

と日当たりが悪くなることがあります。

 

1Fにリビングを配置しても光が入る様な

広い土地が買えれば良いのですが・・・

 

実際のところ、土地が大きくなればなる程、

土地の金額が高くなってしまいますからね。

 

土地の大きさを取るか?予算を取るか?

その『せめぎ合い』が難しいのですが、

 

もし、あまり大きくない土地を

購入することになったとしても、

 

リビングを2Fに配置することで

日当たりを良くしたり、景色を楽しめる家

にすることができます。

 

2Fリビングプラン、悪くありませんよ!?

 

 

【嫌われる『2階リビング』プラン】

 

しかし、この2階リビングプラン・・・

提案をすると十中八九、

 

「子供部屋の配置が1Fになるのがイヤ」

「老後、階段が上がれるか心配」

「防犯上、大丈夫なの?」

 

と、不安や不満が多く、

「何とか1階をリビングにできませんか?」

と、言われてしまいます。

 

言われる確率、ほぼ100%

 

やはり、昔から

「リビングは1階!」

という環境で育ってきた人には受け入れ

づらい提案なのかもしれませんね。

 

どうしても1階が良いという方には

「では1階で進めましょうか?」

と、お話しもしますが・・・

 

2階リビング』にはメリットも

たくさんあるんですよ!?

 

・日当たりが良くなる

・前面道路からの目線を防げる

・カーテンをしなくてもOKな設計

・リビングの開放感

・建築費用の圧縮

 

などなど、たくさんありますね。

 

ただ、メリットをいくら説明しても

「不安が払拭されないと前に進めない」

と、いう人がとても多いようです。

 

今回は、あなたも提案されるかもしれない

2階リビング』プランで、よく言われる

「子育て」と「老後」についての不安を

できるだけ払拭したいと思います。

 

 

【子育てについて不安があります】

 

2階リビングにする場合、1階に寝室や

子供部屋を作ることが多くなります。

 

この場合・・・

 

思春期を迎えた子供が学校から帰ってきた

途端、親と顔を合わせることなく、自分の

部屋に閉じこもり、出てこないのでは・・・?

 

ご飯を食べる時だけ顔を合わせて、

それ以外の時間は自分の部屋にこもって

しまうのでは・・・?

 

と、心配している親御さんが非常に多く、

これはよく言われることですね。

 

確かに、2階に子供部屋があるよりは、

1階にある方がすぐに部屋に入ってしまい

出てこなそうなイメージを持ちそうです。

 

ただ、実際のところ

 

1階リビングにしたところで、帰ってきた

途端、2階の自分の部屋に上がられたら

同じではありませんか?

 

そんなにその一瞬顔合わせをするだけで、

子どもの育ちが変わるとは思えません。

 

それなら1階、2階にこだわるよりも、

子供部屋にできるだけ滞在しないような

工夫をした方が、間違いなく家族の時間が

増えると思いますよ。

 

例えば、

 

・テレビを置かない

・学習机とベッドしか置かない

・狭い部屋にする

 

などです。

 

快適な空間を作り過ぎると、

自分の城(部屋)から出てこなく

なってしまいますからね。

 

ちなみに、僕のお客様にはたまたま

「小学校の先生」が多いのですが・・・

 

2階リビング、1階子供部屋』

にしている方々のほうが実は多いです!!

 

「実際、教育の仕方次第ですよ!?」

と、先生たちは口を揃えて仰ってます(笑)

 

 

【将来、階段を上れるか?心配です】

 

確かに、80歳、90歳になって階段を上り

下りするのは大変だと思うかもしれません。

 

そのような理由から、「平屋=1階建て」を

作りたいという人もいますね。

 

平屋なら階段がありませんからね、

足腰に優しい間取りと言えます。

 

しかしそこまで考えるなら、その他の環境

や家の作り方も考えないといけませんね。

 

・交通機関まで家の近所に坂道はないか?

・歩ける距離にスーパーはあるのか?

・除雪をする必要は全くないのか?

・車いす生活になることを考えた間取り

 

などなど、老後に配慮する項目は

山ほどあるのです・・・

 

リビングを1階にしたからといって、

老後も安心という訳ではありません。

 

むしろ、生活の中で足腰を鍛えられる

階段の存在は大きいと思います。

 

人間、その環境になれてしまいますからね。

 

運動をしない人はどんどん筋肉も退化し、

身体も弱体化していきます。

 

なので、階段の上り下りを日常生活で

行うことはむしろ良いことでは?

 

と、思いますが、多少、老後の階段の

上り下りに気を遣うのであれば、

「段数を増やし、緩やかな階段にする」

ことをオススメします。

 

例えば、通常15段で上がる階段を作ると

1段あたり20cmの高さになりますが、

 

17段で上がる階段にすれば1段あたり

17.6cmにすることができます。

 

このたった2.5cmでとても上りやすい

階段に変化しますからね。

 

中間に休憩できる『踊り場』を作るのも

良いですね。

 

階段の作り方を工夫する。

これは、老後だけでなく日々の生活を

考えてもお薦めですよ。

 

 

・・・・・・

 

ちなみにですが、東京では2階や3階、

場合によって4階にリビングがあるのが

当たり前です。

 

敷地がすごく狭いですし、周りの建物も

高さのある建物ばかりですからね。

 

土地は20坪もあれば、

「すごく広い土地だね!」

と言われます。

 

都市は違えど、同じ日本人がそういった

暮らしをしていることを考えると、

生活できないこともないと思いませんか?

 

ちなみに・・・

僕の実家もリビングは2階です。

日当たりも良く、快適な空間ですよ。

 

そんな居心地のよいリビングを作ることで

家族が自然と集まる家になりました。

 

是非、検討してみてはどうでしょうか?

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。