変動金利の知られざるデメリット

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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1025日、日経平均株価が一時800円も

値下がりしました。

 

パーセンテージにすると、3%以上の下落。

 

アメリカの株価が下落したことに

引っ張られ日本株も下落したようです。

 

このお役立ち情報を読んでいる方で

個別株を買っている人はそんなに多くは

ないと思うのですが、

 

もし自分が株を買っていたとしたら 

どんな心理状況になっただろうかを

少し想像してみてください。

 

・・・どうでしょう??

 

あまりいい心地はしませんよね??

 

ちなみに私は株式投資をしており、

5%以上も値下がりしたので

 

「あーらら、やばいなぁー」

「どこまで下がるんだろう…ウゲッ」

「一日で○○万円資産が減った~」

 

こんな気持ちです。

 

私と同様に、株を買っている人は

気が気でない1日になったのでは

ないでしょうか。

 

ニュースやネットの速報見出しを見ると、

『リーマンショック以来の大暴落か?』

『日経1日で一時下落幅800円超!』

といった感じで恐怖を煽るわけです。

 

あなたが仮に自分のお金を100万円

投じていて、

 

みるみるうちに95万、90万・・

と下がっていた時に冷静でいられる

自信はありますか?

 

 

人は損失に恐怖を感じる

 

人はこういう状態になるとパニックになり、

これ以上の損失は嫌だと、株を投げ売り

してしまう傾向にあります。

 

狼狽(ろうばい)売りなんて言いますね。

 

これをしてしまう心理としては、

持っている資産が50%、最悪0円

なってしまう恐怖があるからです。

 

いずれ株価は戻すことが多いですが、

なかなか冷静な判断もできなくなり

 

そんな中メディアも煽るものですから、

合理的な選択ができなくなるのです。

 

株式投資をする人というのは

『ある程度リスクが取れる人』つまり、

ある程度は損することを受け入れる

覚悟がある人のはずです。

 

そんな人でもパニックに近い状態になると

いうことは、『損すること』に対しての

恐怖心が人をコントロール不能な状態に

陥れる効果が物凄い強いということです。

 

 

金利上昇時あなたはどうする?

 

住宅ローンを組もうと思っている

あなたにも、株価の急落と似たような

危険性と付き合う可能性があります。

 

それが『金利の上昇』です。

 

全期間固定金利でローンを組むなら

この危険性(リスク)はありませんが、

 

変動金利や当初3年間とかだけ固定金利で

その後変動する住宅ローンを組んだ場合は、

金利が上昇すると支払う利息が増えます。

 

つまり・・・返済額が増えるんですね。

 

地銀の変動金利の場合、

毎月の住宅ローン返済額は

5年ルール”というものがあり、

 

途中で金利が上がっても、

5年間は返済額が上がらないのですが

5年後にそのツケを払う形になります。

 

例えば・・・

 

毎月10万円の返済をしていた時に

金利が上がり、

 

実際は毎月11万円となっても、

しばらくは10万円のまま返済が続き、

その間に払わなかった利息は

5年後に加算されます。

 

同時に”125%ルール”というものもあり、

10万円でスタートした返済額は金利が

上がっても月々12.5万円までしか

上げらないことになっています。

 

これらのルールが何故あるのかというと、

「いきなり返済額が上がって返せない…」

というのを防ぐためです。

 

しかし、貯まった利息は当然、

いつかは返済する義務があるため、

 

金利が大きく上がった場合、毎月12.5万円

しか返せないと元本が減らず、利息だけが

どんどん積み上がってしまいます。

 

住宅ローンがなかなか減らないという

”アリ地獄状態”になる可能性も(恐っ)。

 

あなたがこれから変動金利で

住宅ローンを組むことにした時、

 

銀行から必ずこの説明を受けて

契約書にサインをしますが、

 

そのリスクを正確に理解している人は

あまり多くないのが実情ですね。

 

 

意外なデメリット、メンタルをやられる

 

金利が上昇すると間違いなく、

メディアは必要以上に煽ってきます。

 

「住宅ローン金利、上昇!!」

「金利上昇局面に突入か??」

 

こんな感じでしょう。

 

微々たる金利上昇ならこの程度でしょうが

いざ本格的に金利が上がってきた時には、

 

「金利さらに上昇、支払い困難者続々!」

 

こんなニュース、記事も出てくると

私は思います。

 

こんな記事を見ていて

あなたは冷静でいられそうですか?

 

正直コレ、想像以上にきついと思います。

 

もちろん金利がこれから上がるかなんて

誰にも分かりません。

 

しかし、いざ事が起こった時には

予想以上にメンタルをやられることは

覚悟しておいた方が良いですね。

 

実際アメリカでは金利引き上げが

いままさに行われていて、

住宅ローンやマイカーローンの

延滞率が大きく上がってきたようです。

 

日本はどうなるかは誰にも分かりません。

 

しかし、住宅ローンとどう付き合うかは、

返済上の金額の損得はもちろん、

 

『メンタル的にもどう構えるか』

を事前に策を練っていた方がよいでしょう。

 

あなたは資産に関わるリスクに耐えられる

強靭なメンタルを持っていますか?

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。