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『広くて安い家』の方が、魅力を感じますか?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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セブンイレブン、ローソン、サンクス…

 

僕はコンビニに行かない日はないのでは?

と、思うくらいつい行ってしまいます。

 

昼ごはんや飲み物、雑誌を買う、トイレを

使わせてもらう、暑い日には涼むことも…

 

あなたも毎日行く事はなくとも、今や生活

に欠かせない存在になりつつあるコンビニ。

 

そんなコンビニですが、あなたはこんな

『珍現象』を見たことはありませんか?

 

同じ銘柄のミネラルウオーターなのに、

500ml 108円(税込)』

2L2,000ml) 100円(税込)』

このように、2つの商品が陳列されてる!

 

たくさん入っている2Lの方が安い!!

 

普通に考えて、500ml108円するなら、

2Lなら4倍の432円となるのが当然だと

思いませんか?

 

単純に4倍しなくとも、3倍~2倍??

間違っても500mlよりも安くなるなんて

ことはありえませんよね?

 

しかし、実際に2Lの方が安く売っている

という、この珍現象。

 

僕なりに色々と理由を考えてみました。

 

500mlのペットボトルを作るコストが

 高いから500mlの方が高いのかも!?

 

・運搬コストが500mlの方が高いから!?

 

こんな感じに考えていましたが、結局、

正解がわからないままでしたね・・・。

 

すると先日、このことについて

あるTVで正解発表がされていました。

 

残念ながら、僕の予想は不正解・・・。

 

しかし、その正解を聞くと「なるほどね」

と、完全に納得しました。

 

目から鱗な正解とは・・・

 

「500mlは、高くても売れる」

からだそうです。

 

 

【商品の価値とは内容量だけではない】

 

500mlは高くても売れる。

 

これはどういうことかと言うと、

500mlの水を購入する人は「水」という

中身を購入していると同時に、

 

『今すぐ冷たい水分を取れる』

『持ち運びしやすい』

という価値を購入している、とのこと。

 

・・・・・・

 

想像してみてください。

 

8月のある日、セミが鳴くような暑さの中、

あなたは外回りの営業、真っ最中です。

 

「喉が乾いた…」と、思った矢先に

目に入ったのはコンビニです。

 

そこで、水を購入しようと思った時に

 

「たくさん入っていて、安くてお得だから、

せっかくなら2Lの水を買おう!」

 

と、思うと思いますか???

 

おそらく、それよりも持ち運びのしやすい、

飲みきりサイズの500mlを購入しようと

考えますよね、例え8円価格が高かった

としても。

 

これが500ml2Lよりも高く販売して

いる理由です。

 

なぜなら『高くても売れる』から。

 

500mlの価値は、

・今すぐ冷たい水が飲めること

・持ち運びが便利で処分に困らないこと

ここがとても重要になるのですね。

 

逆に2Lの水を購入しようとする人は、

家で普段飲む場合に備えて、できるだけ

たくさん中身の入った、安いものに価値を

感じる方が多いでしょう。

 

2Lの価値は、

・できるだけ多くの量が入っていること

・できるだけ安いこと

この2点が重要になります。

 

『冷えている』という要素は、必須には

なりません。自宅の冷蔵庫で冷やすことが

できますからね。

 

その為、ネットショップなどでできるだけ

安いものを探して購入する人が多いので、

コンビニもネットショップに対抗して

できるだけ安い値付けをしなければ

売れないということになるのですね。

 

同じ中身の商品でも、そこに対する価値、

そして価格は状況によって全く異なる。

 

あなたはこれについて、どう思いますか?

 

 

【大は小を兼ねるは間違い】

 

内容量と金額だけで価値を比較しては

いけません。

 

実は、これは住宅購入も同じなんです。

 

つまり、大きい、広い家で、安ければ

良いってものではありません。

 

多くの人が、

40坪で2,500万円の家」と

38坪で2,600万円の家」を比較した時に

広くて安い前者を選びたくなります。

 

確かに『数字上の広さ』だけで比較して

しまうと、“お得感”を感じてしまう

かもしれませんね。

 

しかし、家が大きいと掃除も大変ですし、

冷暖房費も多くかかります。

 

年数が経てば必要になるメンテナンスも

大きい家の方がかかることになります。

 

固定資産税も高くなる傾向にあります。

 

家族の距離も遠くなり、顔を合わせる時間

が少なくなる可能性もあります。

 

家の中で移動する距離が長くなるかも

しれません、玄関で忘れ物に気付いて

寝室まで取りに戻るときのストレス…

 

などなど、一概に『大は小を兼ねる』

訳ではないのですね。

 

 

【数字だけで比較してはいけない】

 

新築するなら広いリビングが欲しい!

と、思われる方は多いかもしれません。

 

そんな方には8帖のリビングよりも

10帖のリビングの間取りが魅力的に

感じてしまうかもしれませんね。

 

しかし、数字上広いというだけで10帖の

リビングにしたせいで、ソファーから

TVまでの距離が離れすぎて、TVが見え

づらくなってしまうかもしれませんよ?

 

その結果、ソファーをTVに近づけて配置

することに…

 

であれば、実は10帖もリビングは必要

なかった…。

 

数字上のメリットだけに目が向いてしまい

このようになってしまった例は、数多くの

家で起こっています。

 

広い家を持ちたいと考えている理由は、

 

『面積が広いリビングが欲しいのではなく、

広々とした開放的なリビングが欲しい』

 

『たくさん荷物が入る収納が欲しい』

 

このような要望があり、それが目的であり、

ゴールですよね。

 

決して10帖や20帖の数値上の広さが

欲しい訳ではありません。

 

その為、あなたが比較検討するべきなのは

数値上の広さではなく、

 

「どの間取りなら目的を達成できるか」です。

 

大切なのは数値上のお得感ではなく、

そこで得られるゴールや利益ですからね。

 

このことを忘れずに、一生に一度しか購入

できない住宅を検討してみてくださいね。