この土地を買っても後悔しませんか?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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「この土地を購入しても後悔しませんか?」
 

これは最近、僕があるお客様から

聞かれた質問です。

 

僕は家づくりについて、予算診断以外にも

サービスを行っているのですが、その一環

として土地探しのアドバイスもしています。

 

注文住宅を建てる際に、すでに土地を

持っている方は10%程度しかおらず、

残りの約90%の方が土地を探し、

新しく購入する形になります。

 

住み心地が悪かったら引っ越しができる

賃貸アパートとは異なり、、、

 

土地を購入するということは、ずーーっと

そこに住む決意をするということですから

慎重になりますよね。

 

マイホーム購入では、何を買うにしても、

必ず1回、とても重要な判断をしなければ

ならない局面に出くわします。

 

・建売の住宅を購入する

・中古の戸建て住宅を購入する

・マンションを購入する

 

上記のどれを購入するにしても、

「その物件にする」という重要な決断を

しなければなりませんよね。

 

しかし注文住宅においては、その決断の数

が他のマイホーム購入よりも多いのです。

 

例えば、

・融資を受ける銀行を決める

・建築業者を選ぶ

・間取りを決める

・室内のコーディネートを決定する…

などなど。

 

その数ある決断の中で「最初の決断」が

「土地購入」の決断です。

 

そんなタイミングで、この質問。

 

「この土地を購入しても後悔しませんか?」

 

 

【良い土地、悪い土地の判断はできる】

 

僕は元、住宅営業ということもあり、

土地探しのアドバイスに自信があります。

 

「この土地は隣の敷地よりも盛り上がって

いる為、隣の敷地に土が流れないように

する工事費が必要になりますね」

 

「この土地は地盤が軟弱なので、家が

傾かないようにする為の地盤改良工事が

必要になりますよ」

 

「この土地は水道管が敷地内へ引き込まれ

ていないので、引込工事が別途必要です」

 

「このエリアは第一種低層住居専用地域と

いって、北側斜線制限というものがあり、

家をつくるにあたって…」

 

このように土地を購入する前に、家を

これからつくる前提で必要となる情報を

お伝えしています。

 

ですから、私のアドバイスを聞いて頂けれ

ば、判断するべき材料を揃えることができ、

不安なく、安心して購入できます。

 

そんな中で「後悔しませんか?」の一言。

 

この「後悔しないか?」という言葉の裏に

は「もっといい土地が出てきませんか?」

という心理があるのだと思います。

 

 

【とても良い土地です!しかし…】

 

先程もお伝えした通り、“良い土地”なのか、

“悪い土地”なのかは、私のアドバイスを

聞いて頂ければ、判断材料を揃え、

不安なく安心して購入できます。

 

「形も良いですし、前面道路も広いですね。

ゴミステーションもありませんし、車の

出入りに気になる電柱もありません」

 

「とても良い土地ですよ」とお伝えします。

 

しかし、

「良い土地=後悔しない」

かどうかは正直なところ、わかりません。

 

理由は、『未来が見えない』からです。

 

もしかしたら、土地を購入した後に

・親から土地をもらえることになった!

・ご主人のお勤め先が変わり、職場から

 遠くなるかもしれない…

20年に一度の超目玉物件が出るかも…?

 

こういった可能性をすべて考慮していたら

誰も判断はできなくなります。

 

だからこそ、私はそのことを伝え、

『今、考えられるベストを考えましょう』

と、アドバイスします。

 

 

【絶対、後悔しない方法は?

 

ちなみに「それでも後悔したくない」と

いう方に良い方法があります。

 

それは・・・

「購入後に土地を探さないこと」

です。

 

自分たちが土地を購入した後に、

「ここよりも良い土地、出てないかな…」

と、いったように土地探しをしない。

 

購入した後に探さない、これは当たり前の

ように思うのですが、人は

「自分がした決断が正しかったのか?」

を確かめたい傾向があります。

 

その証拠に、オープンハウスやモデル

ハウスを見学される方の約20%は、

「既に家を建てられた方」だったりします。

 

実際、この方たちに話を聞くと、

「自分たちが建てた家が正解だったか?」

「もっと良い建築会社があったのでは?」

の答え合わせに来ている傾向があります。

 

ただ、家を建て終わった後だと

「もうひとつ部屋を増やせばよかった」

なんて考えても”後の祭り”ですよね・・・

 

なので同じように土地も購入後は、もう

後ろを振り向いて見返さないことです。

 

未来は誰にもわかりません。

 

だからこそ、今のベストを尽くして

最善の選択をする。

 

さて、あなたが素敵な家を手にする為、

今できる「最善の策」は何ですか?

 

お手伝いできることがあれば、全力で

お手伝いしますので、相談してくださいね。

新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。