マイホーム費用を抑える魔法の考え方

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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『シュリンクフレーション』

 

この言葉、聞いたことありますか??

 

全く聞いたことないかもしれませんが、

実は色々なところで見かけているはずです。

 

『シュリンクフレーション』とは、

小売りされる商品の価格を変えないまま、

内容量をシュリンク(収縮)させていく

経済現象のことを指します。

 

チョコレート

 

価格は今までと変わらないのに、

 

500mlのペットボトルだと思って買った

のに、実は430mlしか入っていなかった!

 

・おにぎりの大きさが小さくなった!

 

BOXティッシュの枚数が減っている!

 

こんな経験、したことはありませんか?

 

物価が上がり、同じ容量を同じ価格で

提供するのが難しくなった・・・

 

しかし、価格を上げると売れなくなる・・・

 

それなら、価格は上げずに内容量を

少し減らしてしまおう!という考えですね。

 

以前シュリンクフレーションの話題を

TVでやっていた時、

 

「なるほど、こういう戦略なのね~」

と思わずうなってしまいました。

 

今日はこの『シュリンクフレーション』を

上手に活用した住宅購入方法について

お話ししようと思います。

 

 

上がり続けるマイホーム価格

 

ご存知の方もいるかもしれませんが、

ここ数年、住宅購入価格がどんどん

高騰しています。

 

これから家を購入しようと思っている人は

もちろん、私もこの価格上昇について

大いに悩んでいます・・・。

 

適正な予算を診断した結果、

相談者さんの中で平均値となるのが

3,300万~3,500万円』なのですが、

 

現在、札幌でマイホームを購入しようと

考えると、なかなかこの金額で納まるのが

難しくなってきました。

 

土地がやたらと高い・・・

家の建設費が高くなっている・・・

これからさらに増税になるのか・・・?

 

今の状況、結構厳しいんですよね。

 

適正な予算を診断したものの、

「この予算では希望の家が建てられない…」

と言われることもこれから多くなってくる

のかなと思っています。

 

なんとか予算内で家を建ててもらう為に

できることはないのか・・・

 

と、あーだこーだ考えているわけです。

 

 

購入費用を抑える方法あれこれ

 

住宅購入費用を抑える為には、

 

・諸経費を削る

・安い土地を購入する

・建物金額を抑える

 

結論、これしかありません。

 

しかし、登記費用などの『諸経費』を

どれだけ削ずったとしてもせいぜい

5万円~10万円程度で、

 

50万円、100万円単位での減額は

非常に難しいのが実態です。

 

土地の購入金額を抑えるため、

安い土地を探そうとする場合、

 

『小さな土地を探す方法』

『地価が安い土地を探す方法』

 

がありますが、なかなか都合の良い小さな

土地を希望のエリアで探すのも困難。

 

土地の価格が低いエリアを探すなら

今検討しているエリアよりも必然的に

郊外で土地を探さないといけません。

 

例えば、札幌で探しているが、

江別や恵庭なども視野に入れるなどですね。

 

ただ、これも現実問題としてなかなか

難しいのではないでしょうか?

 

と、なるとやはり住宅購入費用を

抑えるしかないのですが、

 

断熱材や給湯ボイラーを安いものにしたと

しても、そのせいで月々の光熱費が高く

なってしまっては意味がありません。

 

なので、これもやめた方が良いですね。

 

本当に八方ふさがり状態です・・・

 

では、どうすれば良いのか?その答えが、

 

 

家をシュリンクフレーション

 

建物代金に対し、一番大きく価格に影響を

及ぼすのが「建物の大きさ・広さ」です。

 

なのでできるだけコンパクトに

間取りを設計することができれば、

おのずと購入価格は下がることになります。

 

冒頭に触れたシュリンクフレーションの

考え方を応用したものですね。

 

同じ大きさのものを建てると

時代の流れで金額が上がってしまう。

 

それなら同じ価格で建てられる大きさまで

家を小さくしてしまおうということです。

 

家が小さくなれば建築コストの他にも

 

・暖房代などの光熱費

・メンテナンス費用

・固定資産税

・掃除をしないといけない範囲

 

これらを削減することができます。

 

住宅購入専門のFPとして言えば、

最優先で削減するべきは家の大きさだと

思っています。

 

 

大きな家をみんな欲しがるけど…

 

「大きな家を建てたい!」

「小さな家だと窮屈かなと思って・・・」

 

おそらく今の賃貸住宅が狭く、その反動で

大きなリビング、広い部屋が欲しいという

方がとても多いです。

 

子供部屋2つに、寝室1つ、

客間を用意してできれば書斎も…

 

こんな感じの要望だと

平均34坪~36坪くらいの

間取りになることが多いですね。

 

当事務所の相談者さんも同じです。

 

私はそんな方々に対し、家をできるだけ

コンパクトに建てるようにしましょうと

お伝えしています。

 

35坪(116㎡程度)を希望しているなら

3032坪(100㎡~106㎡程度)に

抑えませんか?というふうにです。

 

そして「狭くないですか?」と質問する

相談者さんに対しては、

 

「分譲マンションと比較してみましょう」

と、アドバイスをしています。

 

札幌市内の分譲マンションの広さは

3LDK75㎡、4LDK90㎡程度が

一般的です。

 

それと比べれば100㎡って大きいですよ?

みたいな感じでですね。

 

こういう説明をすると

「なるほど、言われてみれば・・・」

と、ご納得される方が多いのですが

あなたはどう思いますか?

 

札幌市内に住む同じ4人家族が何組も

90㎡前後の分譲マンションに住んでいる

ことを考えれば、

 

110㎡(33坪を超える)の戸建て住宅が

いかに広い家なのか?を感じることが

できるはずです。

 

 

・・・・・・

 

別に私は家を建てるなら

必ず小さな家にするべきだ!

と考えている訳ではありません。

 

予算があり、どうしても広い家が欲しく、

それが夢なのであれば一切否定しません。

 

ただ、予算が限られている方には

こういった選択肢もあるんですよ!

と、お伝えしたいだけです。

 

人にはそれぞれ価値観というものが

ありますからね、絶対はありません。

 

ただ、根拠も何もなく、いたずらに予算を

上げていくのは非常に危険ですので、

それだけは絶対にオススメできません。

 

何よりもまずは適正な予算を知ることが

大切ですからね。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。