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住宅ローン、この借り方だけは辞めましょう!

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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少し前の話になりますが、5月中旬、

ニセコのある温泉へ宿泊してきました。

 

こじんまりとした小さな温泉でしたが、

源泉100%かけ流しの湯はとても気持ちが

良く、完全に現実から解放(逃避)させて

くれました。

 

朝と夜の食事も大きな会場で取るバイキ

ング形式ではなく、食事専用の個室で

ゆっくりといただくスタイル。

 

お料理も美味しく、電話で事前に苦手な

ものを伝えていたので、残すことなく、

大変満足できる内容でした。

 

帰り道、「羊蹄山がバッチリ見えます!」

とお勧めされた“ミルク工房”という場所

で羊蹄山を見ながら、一押しのアイスクリ

ームを食べてきました。

 

ミルク工房というだけあり、ミルク、

バニラ味が一押しだったのですが・・・

 

「ストロベリーにも惹かれるぅ~」と、

僕は2つ味を選択できる「ミックス」で

注文しました。

 

迷った時には「どっちも!」「ダブルで!」

「ミックスで!」という考え、僕は悪く

ないと思います。

 

後々、「あっちを食べればよかった…」と

後悔はしたくないですからね。

 

ただし・・・

 

ある商品だけはミックスを選ぶべきでは

ありません。それは・・・

 

住宅ローンの『ミックス金利』です。

 

 

【住宅ローンのミックス金利は○○する】

 

ミックスをお勧めしないもの、それは、

「住宅ローンの金利タイプ」です。

 

住宅ローンの金利は大きく分けると、

 

・将来に渡って、ずーっと現在の金利が

 続き、安心して生活が送れる

 「全期間固定金利タイプ」

 

・将来的に金利が変動する為、金利が上昇

 する可能性はあるが、「全期間固定」

 よりも金利が低い「変動金利タイプ」

 

という2つのタイプに大きく分かれます。

 

実際の支払い例を出してみましょう。

 

3,000万円を35年返済、変動金利が0.8%

全期間固定が1.8%だったとすると…

 

変動の場合、支払い金額は約82,000

固定の場合、支払い金額は約96,300

 

となります。

 

その差、なんと14,000円!

 

これだけを見ると、明らかに変動金利を

選びたくなるのですが、固定金利の場合、

将来、金利が上がっても初めの96,300

という金額が変わらないメリットが

あります。

 

「変動金利を選びたいけど、将来金利が

上がるかもしれないから、今から固定金利

にしておこうかな…

でも14,000円も違うのか、どうしよう…」

 

と、ほとんどの方が悩みます。

 

そんな時に銀行や工務店から

「では、間を取ってミックスにしては?」

と“もっともらしい”提案を受ける

ことがあります。

 

これは例えば、3,000万円の内、

1,500万円を0.8%の変動金利、

1,500万円を1.8%の固定金利

で借りては?と、いう提案です。

 

迷った時にはミックスにして、

変動、固定、それぞれの良い部分を

得るようにしましょう、ということです。

 

非常にもっともらしい話ですが・・・

 

僕はこの考えに『100%反対』です!

 

なぜなら必ず、後悔するからです。

 

 

【金利が上がっても、下がっても…】

 

反対する理由・・・

 

それはミックス金利を選んでしまうと、

確実に『後悔』することになるからです。

 

想像してみてください。

 

仮に住宅ローンを払い終わった後、

35年間ずーーーーっと金利が

上がっていなかったら…?

 

あなたは、

「全部、変動金利にしておけば良かった。

固定金利で払った部分、失敗した…」

と後悔すると思いませんか?

 

逆に思ったよりも金利が上昇して

しまっていた場合、

 

「全部、固定金利で借りておけば…」

と、こちらも後悔するはずです。

 

つまり、どちらに転んだとしても必ず

「後悔」することになりますよね。

 

今後の長い住宅ローン返済期間中、

必ず後悔することがわかっている

商品を僕なら勧めようとは思いません。

 

迷った時はどちらにも対応できる商品と

いうことでできたミックス金利ですが、

辞めておくことをオススメしますよ。

 

 

【ベースは固定金利で考える】

 

さて、では多くの方が気にしている

「固定が良いのか?それとも変動?」

についての答えですが・・・

 

結論を言うと、

『固定金利』で借りる、これが基本です。

 

固定金利で借りれば、現在の支払いが

80,000円ならば、30年後の支払いも

80,000円のまま変わりません。

 

将来設計をする上で、住宅ローンの支払い

が固定の金額であれば見通しが立てやすく

なりますよね。

 

一方で、変動金利では将来の支払い額が

明確にはなりません。

 

現在、月々の支払いが80,000円だったと

しても、将来金利が上がってしまえば、

最悪、月々100,000円以上の支払いに

なってしまうこともあります。

 

その為、僕は基本的に住宅ローンは

『固定金利』で借り、返済計画をしっかり

立てましょうとアドバイスをするように

しています。

 

このように、金利タイプの選定は

「どちらがお得になるのか?」

で考えてはいけません。

 

将来のことは誰にもわかりませんからね。

 

「できるだけ多くのお金を払いたくない」

という気持ちはわかりますし、大切です。

 

しかし、変動金利を選択した結果、

将来金利が上がり住宅ローンの返済が

できなくなってしまう・・・

 

これが一番最悪な結果です。

 

それよりも、

「家を手放さないように計画を立てる」

ことの方が大切です。

 

住宅ローン選びを考えるときは、

この考え方を忘れないようにして下さいね。

 

 

※とはいえ、個別でご相談を受けた方には

その家庭の状況に応じて変動金利をお勧め

する場合ももちろんあります。

 

年齢、収入、貯金残高、奥様の現在の状況、

子どもの数、立地、購入する建物…

 

様々な要素を見て判断し、提案しています。

 

なので僕が変動金利を否定している訳では

ありませんから、誤解しないでくださいね。