健康に暮らすことのできない家

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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先日、半日休みを取って手稲区にある

天然温泉「ほのか」に行ってきました。

 

札幌市内から小樽方面へ旧五号線を走らせ、

手稲区に入ると右手に見えてくる山吹色の

看板が目印です。

 

入浴料900円に300円プラスすることで

タオル一式と岩盤浴用の館内着をレンタル

することができます。

 

サッとお風呂に入った後、

岩盤浴でドバァーっと汗をかき、

また露天風呂で風にあたりながら汗を流す。

 

ベタですが、風呂上りにはコーヒー牛乳を

一気飲み(笑)

 

その後、地下の休憩コーナーで

お気に入りのマンガを読んでまったり・・・

 

日頃の疲れを癒してきました。

 

平日午後ということもあり、家族連れより

ご年配の方々がとても多かったですね。

 

気持ちよさそうにお風呂に入っている姿や、

常連さん同士の「今日は遅い出勤だね!」

なんてやり取りを見ていると、公衆浴場も

良いものだなと思いましたよ。

 

常連の方の中には、この浴場を生きがいに

している方もいるかもしれません。

 

適切な時間で、適切な温度のお風呂に

浸かることは健康にも良さそうですからね。

 

しかし・・・

 

 

【危険な入浴タイム・・・】

 

突然ですが、『ヒートショック』という

言葉を聞いたことがありますか?

 

ヒートショックとは、急激な温度変化に

より血圧や脈拍の変動が起こることです。

 

冷暖房の効いた部屋から外へ出た時などに

起こりやすく、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞

などの深刻な状態になる危険性もあります。

 

特に高齢者の方が影響を受けやすいと

言われていますね。

 

このヒートショックが起こりやすい状況の

最も多いのが『冬場のお風呂』です。

 

隙間風がビュンビュン吹いている寒い家で、

暖房を焚いている居間から急激に寒い廊下、

そして寒い脱衣所で服を脱ぎ・・・

 

その後、暖かいお風呂に浸かることで

血圧が乱高下し、その結果、心筋梗塞など

を引き起こすケースが多発しているのです。

 

ヒートショック

 

ある統計だと日本では、年間1万人以上が

ヒートショックが原因で死亡していると

されており、家の中における高齢者の死因

4分の1を占めるとも言われています。

 

これは、交通事故でお亡くなりになる方の

『約7倍』だそうです。

 

家族が外出する時に「気をつけてね!」と

声をかける人は多いですよね?

 

しかし、実はお風呂に入る時にこそ

「本当に気をつけてね!!!」

と、言わないといけないのです。

 

知っていましたか?

 

 

【寒い家は早死にする】

 

乱暴な言い方をしますが・・・

 

家の中で起こったヒートショックが原因の

死亡事後は「家が人を殺した」と言っても

過言ではありません。

 

居間だけが暖かいのではなく、家全体が

暖かければ防げた事故かもしれませんよね。

 

ヒートショックは一例にすぎませんが、

家の性能が人体に及ぼす影響はこれだけ

ではありません。

 

ある行政が主催したセミナーでは、

『寒い家は、早死にする』

と結論づけていました。

 

「家の中の温度」と「病気になる可能性」

が完全に連動しているということです。

 

日ごろ生活する居住空間の温度、つまり

家の中の室温が『14℃以下』になると、

脳の病気のリスクが一気に高まるそうです。

 

また『16℃以下』になると、血栓に関する

リスクが一気に高まるそうです。

 

これは、“寒いことを我慢すること”による

身体的なストレスによるものだとか。

 

このように寒い家で我慢して生活すること

は、完全に“体に悪い”のです。

 

ちなみに・・・

 

適切な室内温度も科学的に決まっている

ようで『18℃~21℃』だそうですよ。

 

 

【全館暖房で暖かい新築住宅】

 

今の新築住宅は、ほぼ全館暖房方式を

採用しています。

 

全館暖房とは、居間だけに灯油ストーブを

おいて一部だけを暖める方式ではなく、

家全部を暖房で温める方式です。

 

子供部屋、寝室はもちろん、玄関、廊下、

脱衣室、そしてトイレまでも暖めるので、

家の中どこにいても、基本的に温度差が

無い状態になるのです。

 

これにより、冒頭のヒートショックになる

リスクは軽減できるでしょう。

 

ただ・・・

 

実は、この全館暖房の家だとしても

新たな健康上の問題が多々あるのです。

 

その問題のひとつが・・・

 

 

【めちゃくちゃ乾燥しすぎ】

 

それが「過乾燥」、つまり

“乾燥しすぎ”ってことです。

 

全館暖房は、暖房器具で家全体を温める為、

必然的に湿度が下がり、乾燥が進んで

しまいます。

 

加湿器などで対処していないと30%台、

場合によっては20%台になることも。

 

ただ、これは全館暖房の家ならどこでも

同じではなく、断熱の性能が低い家ほど、

より高温で暖房を設定しないといけない為、

どんどん乾燥が進んでしまうのです。

 

冬に住宅会社のモデルハウスに行くと、

これでもか!というくらい高温で暖房を

焚いており、カラッカラになっている

家が多いことに気づくはずです。

 

乾燥が著しく進むと、風邪をひきやすく

なりますし、インフルエンザ感染リスクも

上昇します。

 

これは家が人体に良い影響を与えていない、

つまり健康的な家ではないということです。

 

では、どうしたら過剰な乾燥を防ぐことが

できるようになるのか?

 

その答えは、家の保温性を高めることです。

 

つまり家の断熱性能を高めることで、

低温の暖房でも十分暖かい空間を保てる家

を建てること、これに尽きるのです。

 

健康に過ごす為には、ただ暖房器具で

暖めるだけではなく、家そのものの

性能もとても大切なんですよ

 

※ちなみに乾燥は『人体』にも良くありま

せんが『木造住宅』にも良くありません。

 

 

・・・・・・

 

私はこのお役立ち情報で何度も

『性能にこだわった家づくり』

をお薦めしています。

 

FPとして毎月の光熱費が少額になる家を

建てましょう!という理由もあるのですが、

実は人が健康で暮らしていける為にも

家の性能はとても大切なのです。

 

健康に長生きするためにも是非、

このことを覚えておいて下さいね。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。