続編・2階にリビングってどうなの?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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2Fにリビングをつくる』

 

このことについて、以前、お役立ち情報で

ご紹介したのですが、実はその記事が

過去最高の閲覧数となりました。

 

まだ見ていない人は、こちらから。

 

これは『2Fリビング』について

興味を持っている方がとても多い

という裏返しですよね。

 

前回の記事では、主に2Fリビングの

“デメリット”と言われる部分について

言及したのですが、ある読者の方から

 

サラッと紹介していた2Fリビングの

“メリット”について、もっと詳しく

聞きたいですと、リクエスト頂きました。

 

こういったリクエストは嬉しいですね!

 

お話しできるお役立ち情報は、

どんどん発信していきたいですから。

 

ただ、せっかくなので個別でお伝えする

よりも多くの方にこの情報を知って頂き、

失敗しない家づくりをしてほしいので、

 

今回は2階リビングの“メリット”に

ついて、たくさんお伝えしていきます。

 

 

【日当たり良好の家が作りやすい】

 

まず、何と言っても日当たりが1階よりも

良くなることが挙げられます。

 

周りに高い建物や、障害物が何も建って

いなければ、1階にリビングをつくっても

日当たりは問題ないでしょう。

 

しかし、特に利便性の良いエリアは、

『土地を有効活用できるようにしましょう』

と、市町村の計画で定められており、

 

・土地いっぱいに建物を建てても良い

・建物の高さ制限がゆるい=高さがある

・建物同士の距離が狭くなりがちになる

 

つまり、周りの建物が障害となり、

日差しが1階まで入りづらくなります。

 

少しでも高い位置の方が、他の建物に

日差しを遮られる割合を軽減することが

できるようになる為、

 

日当たりの良いリビングを希望されている

場合は、1階よりも2階の方がその願いが

叶えられる割合が高くなりますね。

 

地下鉄やJR徒歩圏で、利便性が高い地域を

希望されている方には特にオススメですよ。

 

 

【道路からの視線を防げる】

 

家は、道路に面している土地でなければ、

建ててはいけない法律になっています。

 

その為、面している道路を車や歩行者が

必ず通ることになります。

 

歩行者もあえてあなたの家の中を見ようと

思っていないはずですが、ふとした瞬間に

窓から中を見られてしまうかもしれません。

 

あなたも逆の経験、ありませんか?

 

・ソファーでくつろぐご主人が見えた

・掃除機をかけている奥様が見えた

・遊んでいる子供の姿が見えた

 

などなど・・・

 

窓の大きさは家それぞれですが、

たくさん直射日光を取り入れたい場合、

南側に大きな窓をつける家が多いですね。

 

そして、あなたが購入した土地がもし、

「南向き」の場合、しっかりと設計を

考えないと、道路面に大きな窓がつく

間取りになってしまいます。

 

このあたり、しっかりと設計ができる会社、

できない会社の差が激しいのが現状です。

 

その結果、

「通行人に見られるかもしれない・・・」

と、一日中、レースのカーテンを閉めて

生活をしなければならなくなると、

開放感のある大きな窓もカーテンのせいで

台無しになってしまいます。

 

一方で、

2階リビングだと、東西南北、どの向きの

土地であったとしても、歩行者から中を

覗かれる心配はありません。

 

結果として、日中、視線を気にして

レースのカーテンを閉める必要もなく、

開放的で圧迫感のないリビングをつくる

ことができるようになるのです。

 

カーテンをしなくてよければ、設計次第で

景色を楽しむことができるような間取りに

することもできそうですね。

 

 

【建築コストの圧縮になる】

 

例えば、同じ30坪の家だったとしても、

 

A:1階と2階の面積が同じ、層2階建て

B:平屋(1階)建て

 

では、建築予算がものすごく異なります。

 

理由は、家の広さ(延床面積)は同じでも、

家を建てる面積(建築面積)が違う為です。

 

建てる面積が違うと何が違うかというと、

 

・基礎をつくる面積が異なる

・屋根をつくる面積も異なる

・そこに費やす断熱工事や人件費も異なる

 

このあたりの費用が全然違うんですね。

 

Aは、

115坪、215坪の合計30坪ですが、

家を建てる面積は15坪で済みます。

 

つまり、基礎や屋根をつくる面積が

15坪でOKです。

 

一方、Bは

130坪、建てる面積も30坪です。

 

つまり、上記で触れた「基礎」「屋根」に

かかる工事費用が2倍になるという事です。

 

建築面積が増える=建築コストがかかる。

 

逆を言えば、できるだけ建築面積を抑える

ことができれば、コストを抑えた家づくり

をすることができるようになります。

 

 

【2階リビングは建築面積を抑えられる】

 

今まで500組以上の方の家づくりを

お手伝いしてきましたが、

ご希望される間取りは大体同じなんです。

 

1階には、

・玄関、シューズクローゼット

・リビング、ダイニング、キッチン

・トイレ

4.5帖の客間(将来の寝室)

・洗面所

・脱衣室

・お風呂

・納戸、収納いっぱい・・・

と、要望がモリモリなのですが、

 

一方で2階には

・寝室

・子供室×2

・ウォークインクローゼット

以上、これだけ・・・

 

8割の方々の要望がこのような形です。

 

この要望の通りに間取りをつくってみると、

1階がめちゃめちゃ大きい』しかし、

2階が小さい』という間取りになります。

 

仮に延床面積が30坪の家だとしたら、

イメージは120坪、210坪と

いったところでしょうか。

 

建築面積は、20坪になりますね。

 

平屋のように2倍までは行きませんが、

割高コストになってしまうのです。

 

これを2階リビングにすることで、

1階と2階の配置バランスを整えることが

可能になり、建築費用を抑えることが

できるようになるのです。

 

玄関は1階にないといけませんが、

それ以外のものの配置を1階と2階、

そのままひっくり返すだけで、

 

とてもバランスの良い間取り構成に

することができますし、建築面積を

圧縮することができますよ。

 

結果として、コスト削減をすることが

できるようになるということです。

 

・・・・・・

 

その他にも2階リビングには

様々なメリットがあります。

 

ただ、それをしっかりと提案してくれる

建築会社は少ないのかもしれません。

 

設計力や施工能力がなければ、

そもそも提案してくれませんし、 

 

多くの建築会社は

「できるだけ高く家を買ってほしい」

と思っていますからね。

 

だからこそ、ある程度は家を買う側も

勉強の必要があります。

 

それでもわからないことがあれば、

当事務所のような第三者の専門家に

相談するという選択肢がありますからね。

 

是非、2階リビング含め、

色々と検討してみてください。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。