『老後は3,000万円あれば大丈夫』はウソ

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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『人生100年時代』

 

最近、色々なメディアで取り上げられる

ようになってきたこのワード。

 

文言通り、人生が100年になる時代の到来、

つまり平均寿命が100歳になる時代が

間もなくやってくるということです。

 

どうでしょう?実感できますか?

 

現在の平均寿命は

男性81歳、女性87歳で平均84

と、言われています。

 

現在35歳の私は、81歳まで生きると

考えてもかなり長い人生だなと思って

しまうのですが、これが100歳までに

なるというのですから驚きです。

 

あと65年間も生きるとかと思うと

「今後の人生で何をしていこう…」とか、

「お金をどう計画的に貯めていこう…」

とか、色々と考えてしまいますね。

 

ちなみに…これから生まれる子どもたちの

平均寿命は109歳らしいですよ(笑)

 

 

老後資金、いくら貯めればよい?

 

FPとして、よく聞かれる質問です。

 

FPの中でも、この回答は様々で

2,000万円あれば十分ですよ」

「いやいや、3,000万円はないと不安です」

といった具合に意見が分かれています。

 

実際にインターネットで「老後・貯蓄」

みたいな感じで検索してみても

色々な記事や意見が出てきますが、

どれも言っている事がバラバラで

統一感のない内容になっています。

 

明確な答えが出ていないからこそ

よく質問されるんだな、と私も納得です。

 

さて、結局のところ

「いくら貯めるべきか?」

に対する明確な答えですが、

 

『その家庭毎に違います』

これが模範解答になるでしょう。

 

キレ味のない回答で申し訳ありませんが…

 

 

3,000万円あっても破産する家庭

 

例えば、よく言われるのが

3,000万円あればなんとかやっていける」

という意見なのですが、これはウソです。

 

そもそも何故『3,000万』なのか?ですが、

65歳~85歳までの20年間を想定

・平均的な公的年金受給額…A

・平均的な老後の支出額…B

ABが毎月8万円程度赤字…C

 

C×12か月=年間96万円の赤字

20年間だと1,920万円の赤字

 

・上記金額以外に住宅のリフォーム、医療、

介護、葬儀費用、使途不明金などでさらに

1,000万円程度かかる

 

1,920万』『その他1,000万』合わせて

『約3,000万円』は必要ということです。

 

さて、勘の良い人ならもう予想できるかも

しれませんが、上記金額はあくまでも上記

内容でシミュレーションした場合の額です。

 

その為、条件がたった1つでも崩れると

必要な老後資金が全く異なります。

 

例えば、65歳~85歳で計算をしてますが、

人生100年時代に突入するとプラス15

の資金計上が必要になりますよね。

 

年金受給額の差はもちろん、その家庭毎に

生活水準は異なりますから毎月の赤字が

10万円以上になる家庭もあるでしょう。

 

住宅ローンも65歳までに支払いが完了

していれば生活費を圧迫しないものの、

35歳から35年のローンなら完済年齢は

70歳です、プラスαお金が必要でしょう。

 

住宅のメンテナンス費用も新築、中古、

戸建てかマンションなど、どのような

家を購入しているかによって違います。

 

これらすべての要素が家庭毎に違うわけ

ですから、老後に必要な資金が家庭毎に

違うのも納得できますよね。

 

 

貯金500万円でも破産しない家庭

 

このような話をすると老後は3,000万以上

必要なのか?と思われがちなのですが、

 

逆にいえば、その家庭の生活水準(支出)

が前述のシミュレーションより少ない場合、

3,000万円も必要がないことになります。

 

65歳以降も定期収入が見込める環境の

方もいるでしょうし、平均的な生活費より

少ない生活費で暮らしていける家庭も

もちろんありますからね。

 

実際に当事務所に相談に来ていただいた

お客様のシミュレーションをしても

その家庭毎に65歳時に必要な預貯金額は

全く異なります。

 

65歳時に3,000万円あっても80歳で赤字

になる家庭もあれば、貯蓄額500万円でも

赤字にならないであろうシミュレーション

になる家庭もあります。

 

このシミュレーションをしなければ

「おおよそ老後にはいくら必要か?」

を導き出すことは難しいですね。

 

 

大切なのは支出がいくらなのか

 

もちろん、貯蓄額は多いに越したことは

ありません。

 

とはいえ貯蓄額以上に大切なのは、現在の

生活水準から老後の生活費を割り出し、

それに見合った資金を貯めることです。

 

いくら貯めるのか?ではなく、

いくら使うのか?から考えるのが正解です。

 

この「老後いくら使うのか?」については

家庭ごとに生活水準が異なる為、一概には

言えません。

 

・現在の生活水準を維持していけそうか?

・住宅ローンの支払いはいつ終わるのか?

・何歳まで車に乗る予定なのか?

・定年後、旅行にどのくらい行きたいか?

 

など、これらのことを確認しなければ

答えを出すことは難しいのです。

 

あなたは老後に対して不安がありますか?

 

もし、少しでもあるなら家を購入する前に

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いくら貯めれば良いか?がわかる

 

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P.S

 

誠に申し訳ありませんが、

 

・既に家を購入している方

・既に買いたい家が決まっている方

 

の資金計画書は作成できません。

 

これから家を購入しようとしている方に

『失敗しない住宅購入予算を提供する』

ことを最優先に行いたい為です。

 

誠に恐れ入りますが、

ご理解いただけますと幸いです。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。