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『すき家・マクドナルド』に学ぶ、家づくりの注意点

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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吉野家、なか卯、松屋、すき家・・・

あなたは何処の牛丼が好きですか??

 

そもそも女性だとあまり入ったことが

ないと言う方もいるかもしれませんが…

 

僕は一人で食事をする時、特にあまり時間

が無く、急いでいる時などは『牛丼』で

済ませてしまうことが多いです。

 

よく言われる事ですが、

『早い!美味い!安い!』の三拍子が

揃っているので、都合よく牛丼屋さんが

あると入ってしまいます。

 

まぁ、激ウマッ!ってほどではないかも

しれませんが、金額に対する価値は十分

ある美味しさだと思っています。

 

お店も特に選びません。

 

どこのチェーンに行っても、

“まぁまぁそこそこ”ですし、金額も

そんなに変わりはありませんからね。

 

ただし・・・

 

どこの牛丼チェーンに行っても僕は必ず、

スタンダードな『牛丼(並)』

しか頼みません。

 

キムチ、ネギ、チーズ、おろしポン酢…

色々なトッピングや、サイドメニュー、

定食等もあるのですが、絶対に頼みません。

 

理由は、『スタンダードな牛丼』が

一番コストパフォーマンスが良く、

逆にトッピング等はコストが高いからです。

 

 

【低価格でも儲ける仕組みとは??】

 

牛丼チェーンの『すき家』では、

 

牛丼が一杯350円なのに対し、

キムチ乗せ牛丼が450円、

おろしポン酢乗せが470円。

 

おろしポン酢120円って高くないですか?

(ケチだと思わないでください・・・)

 

・・・・・・

 

これは、ある有名な経済評論家が言って

いたことなのですが、

 

牛丼屋さんのメイン商品である

『牛丼(並)』

は、利益がほぼ取れない商品だそうです。

 

その為、お客様全員が全員、牛丼並ばかり

を頼むと牛丼屋さんは潰れてしまう、と。

 

では、どうやって儲けるかというと、

『その他のオプション』で儲けるそうです。

 

キムチやネギ盛り、チーズ等のトッピング、

サイドメニューの豚汁やサラダ、定食、

大盛へ変更、ドリンク追加などですね。

 

牛丼(並)の利益は『超低利益』ですが、

オプションで『高い利益』を得る。

 

確かに、全員が全員、毎回毎回、

牛丼(並)ばかりを頼みませんよね。

 

牛丼(並)を食べる時もあれば、大盛を

頼むときもある、焼肉定食の時もある。

 

このように、牛丼屋さんは標準商品では

ないもので利益を確保しているそうです。

 

ちなみに・・・

これは何も牛丼屋さんばかりの話では

ありません。

 

マクドナルドも同様です。

 

マクドナルドで働く友人から聞いた話です

が、マックもお客様全員が全員、

100円のハンバーガー』

ばかりを単品で食べるようになると潰れて

しまうそうですよ。

 

100円のハンバーガー(低利益)に対して、

テリヤキバーガー(高利益)は320円、

ビックマック(超高利益)は380円です。

 

ビックマック、高くないですか???

 

100円のハンバーガー3つ食べた方が

お腹いっぱいになりそうですよね。

(ケチだと思わないでください・・・)

 

 

【オプションで稼ぐビジネスモデル】

 

つまり、これらは

『標準仕様のもの』では利益が薄い為、

オプション商品で儲けるビジネスモデル

なんですね。

 

多くの企業がこのような収益モデルを

活用しているのですが、もちろん住宅業界

でも同様なビジネスモデルがあります。

 

典型的なのが、いわゆる

『ローコスト住宅』です。

 

札幌市内の注文住宅の平均単価が

税込2,0002,200万円の中で、

 

『この間取り、この仕様(標準仕様)なら

1,500万円でマイホームが持てますよ!』

 

と、すごく魅力的な料金を打ち出している。

 

しかし、実際に話を聞いているうちに

標準仕様には満足できなくなり、

 

「もっと自分好みの間取りに変更したい!」

「断熱性能をあげたい!」

「床やドアをグレードアップしたい!」

「食器洗洗浄機をつけたい!」

 

といったオプションに手を出してしまう

ように仕組まれている。

 

そして、このオプションの利益率が他の

会社と比べて、とても高く設定されている。

 

ローコスト住宅会社の作戦にまんまと

乗ってしまい、結局、平均的な建物価格

まで金額が上がってしまった・・・

 

牛丼やハンバーガーと違い、

1度きりの住宅購入で失敗できない」

と考えると、

 

「後悔したくない!」という感情が出て、

高いとわかっているオプションでもつい

追加してしまうという人がほとんどです。

 

 

【仕組みをわかった上で検討すること】

 

僕は何も、この収益ビジネスモデルや

“ローコスト住宅が悪”だとは思って

いません。

 

なので、そういった会社で建てては

いけないとは言いません。

 

しかし、気を付けてほしいのは

 

「当初は安いと思って検討した会社だった

のに、気づいてみたら他の会社で建てた方

が安かったかも・・・」

 

と、いった後悔をしてほしくないという

ことです。

 

特に気を付けてほしいのは、

『家づくりに対して、要望の多い人』

です。

 

アレもやりたい!コレもやりたい!

と要望がたくさんある人はその分、

オプションの数が多くなりますからね。

 

なので、このようにならない為には、

必ず『契約前』にやりたい事を整理し、

相手に伝えきることです。

 

・間取りはこのように変更したら?

・オリジナル収納をつけたら?

・断熱性能をあげようと思ったら?

 

「これ、全部やったらいくらかかるの?」

と、事前にしっかり確認する。

 

この点をしっかりと理解した上で、

住宅会社を検討し、打合せをするように

してくださいね。

 

契約してしまった後では、辞めたくても

辞められない状況に陥ってしまいますから。

 

気をつけてください。