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トランプ当選、家づくりへの影響は?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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アメリカの大統領選、トランプ氏が

当選しましたね。

 

この結果に驚いた人も多いと思います。

 

「アメリカは今後どうなってしまうのか?」

「日本経済への影響は?」

「米軍基地問題はどうなるのだろうか?」

 

このような問題に対して不安が多く、

「トランプ氏が選挙戦で優勢だ!」と、

伝えられた直後には、

 

日経平均株価は一気に1,000円近く下がり、

為替相場も105円から101円台へと、

ドル安円高が進みました。

 

とはいえ、その後反発し、結果的には、

元通りの株式相場、為替相場に戻って

いますね・・・。

 

先行きは不透明ですし、不安が残ります。

 

・・・・・・

 

さて、

 

このアメリカ大統領選の結果を踏まえて、

日本経済がどうなっていくか?については

ニュース番組を見ていただくとして、

 

このメルマガでは、現時点での情報から

『トランプ当選による家づくりへの影響』

について、考えていこうと思います。

 

 

【『ドル安・円高』への政策】

 

トランプ氏が当選した結果により、

家づくりに直接、影響が出そうなのが、

『為替相場の変動』によるものです。

 

トランプ氏は、アメリカ経済の為には、

『ドル高・円安』を進めさせない政策を

取ると言われていますね。

 

さて、ここで『ドル高・円安』、

そしてトランプ氏が推進すると言われる

『ドル安・円高』について簡単に

説明します。

 

例えば・・・

A: 1ドル=100

B: 1ドル=200

どちらがドル高で、どちらが円高なのか

わかりますか?

 

ドル高とは、「ドルの価値が高いこと」

円高とは、「円の価値が高いこと」を

それぞれ言います。

 

Aは、1ドルで100円のものしか買えない。

 

それに対し、Bなら1ドルで200円のもの

が買えることになります。

 

言い換えると、

Aの1ドルには100円の価値しかないが、

Bの1ドルには200円の価値がある

ということです。

 

つまりBの方が、

1ドルの価値が高い=ドル高』

ということになります。

 

逆の視点で考えてみましょう。

 

Aの場合は、日本円を100円しか持って

いなくても、1ドルのものを買うことが

できます。

 

一方で、Bの場合は1ドルのものを買う

ときに200円必要なのです。

 

つまりAの時の方が、Bの時よりも

100円の価値が高い=円高』

と、言えることになります。

 

ここまでを要約すると・・・

 

AとBを比べると、

Aが『ドル安・円高』(トランプ推進)

Bが『ドル高・円安』

となります。

 

トランプ氏が好きなのはA、そして、

嫌いなのはBということです。

 

11日早朝時点で1ドル=106.70円です。

(今は少し『円安』が進んでいますね)

 

しかし、今後のトランプ氏の政策次第では

1ドル=100円、1ドル=90円台への推移

も考えられなくはありません。

 

 

【なぜ、このような政策をするのか?】

 

その理由ですが、アメリカから海外へ

商品を輸出販売する時に、

 

『ドル安の方が儲かる』からです。

 

図は、日本から見た輸出時の『円安』の

恩恵についての説明です。

 

円安説明

 

例えば、販売価格2万ドルでアメリカに

車を輸出しようとしているとき・・・

 

1ドル=150円(円安)なら300万円、

1ドル=100円(円高)なら200万円、

となるのがわかります。

 

その為、輸出で自国の経済を潤そうと

考えると自国通貨は「安く」なった方が

お得になるのですね。

 

ここ数年でトヨタが過去最高益を出した

背景には、アベノミクスによる大幅な円安

への移行が大きく影響していたのです。

 

トランプ氏は、この逆がしたいんですね。

 

ドル安=アメリカの輸出産業が儲かる。

だから、ドル安政策を進める訳です。

 

 

【ドル安・円高だと、住宅価格は下がる?】

 

今よりも円高が進むことで、家づくりに

どのような影響が出ると思いますか?

 

理屈で考えると、輸入コストが低くなる為、

『輸入している建材』が安くなる可能性が

ありますね。

 

住宅を建てる上で、純国産材で建てている

会社は、ほぼゼロと言っていいでしょう。

 

木造住宅の『木材』や、様々な建材に

輸入材を使っている会社が多いですね。

 

円高が進むと、1ドル=100円を出さない

と買えなかった建材が、95円で買えるよう

になります。

 

その結果、

「家の購入価格が低くなるかもしれない!」

と考える人も多くいるようです。

 

しかし僕の見解だと・・・

 

実際には、住宅価格は下がらないと

思います。

 

その理由は、

『以前同様に円高が進んだタイミングで

家の金額は下がらなかったから』

です。

 

円高の影響を受け、企業としては材料の

仕入れは安くなっていたのですが・・・

 

それをお客様に対して還元していた会社は、

ほぼありませんでした。

 

いつまた円安に振れるかわからない状況で、

企業は値下げに踏み出せなかったようです。

 

私見では、現時点で家づくりへの影響は、

確定的なものはないと思っています。

 

・・・・・・

 

トランプ氏の言動については、選挙戦を

勝ち抜く為のパフォーマンスだった?

 

と、いう見解も出ていますね。

 

今後、どのような形で状況が変化して

いくかはまだわかりませんが、注意深く

見ておく必要がありそうです。

 

何かの発言などで重要ポイントが出てきた

際には、改めてお役立ち情報にアップした

いと思います。