予算が少ないと家づくりは楽しくないのか?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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『お菓子300円まで』

 

この文言を見るとワクワク感を思い出す

のは私だけでしょうか?

 

近頃の遠足事情はわかりませんが、

私が小学生時代、遠足で持ち物の中には

『お菓子300円まで』の文字がありました。

 

「消費税も含めて300円ですか?」

なんて大人びた質問を先生にしている

友人がいたのを思い出します。

 

あなたの小学生時代はいかがでしたか?

 

お菓子なんて食べようと思えばそこそこ

食べれたはずなのに、私は何故か遠足の

お菓子だけはワクワクして買っていた

記憶があります。

 

これはきっと遠足という非日常空間で

友達と食べる楽しみもあったと思いますが、

 

個人的には『300円という制限の中で友達

よりも楽しいお菓子選びができるか?』

を考えるのが楽しかったからだと思います。

 

『うまい棒』を30本持って行ったり、

『ねるねるねるね』を山頂で作ってみたり、

皆でシェアできる特大ポテトチップスを

買ってみたり・・・

 

ねるねるねるね

 

お弁当タイムが終わり、さてみんなどんな

お菓子を持ってきたの?という公開タイム

がたまらなく楽しかった思い出があります。

 

たった300円という制限ですが、

子どもながらに夢を最大限に膨らませて

お菓子を買いに行っていました。

 

 

お菓子はおいといて・・・

 

さて・・・話は一旦変わるのですが、

先日、とある家づくりセミナーで約90分、

講師としてお話しさせて頂きました。

 

内容としては、ザックリいうと

『失敗せず家づくりをする為の方法』

なのですが、

 

■優良な住宅会社の選び方

■土地探しをする時の注意点

■間取りの考え方についてのアドバイス

 

などです。

 

その他にもお話ししたことはあるものの

住宅購入において最大の失敗は、

 

・住宅ローンの支払い負担が大きく生活の

水準を大幅に下げることになってしまった

 

・家を買ったばかりに趣味や旅行にお金を

かけることができなくなってしまった

 

・最悪のケースだと住宅ローンが払えなく

なり、家を手放さなければならなくなった

 

これらが最大の失敗だと私は考えてます。

 

その為、一番大切なのは自分たちにとって

『適正な予算を最初に知ること』ですと

アドバイスをし、

 

当事務所でおこなっている適正予算の診断

『あんしんマイホーム予算診断サービス』

のご案内をしたところ、参加者の約6割が

 

「ぜひ、実際にサービスを受けてみたい!」

と、申込をしてくれました。

 

が・・・

 

逆にいうと、約4割の方が申込みを

しなかったわけです。

 

 

適正な予算を診断しない理由

 

もちろんセミナーに参加したからといって

そのサービスを受けないといけないわけで

はありません。

 

そこは自由に判断してもらって大丈夫です。

 

ただセミナーの内容には納得して頂いた

ようでしたので、サービスを受けない理由

を聞いてみたところ、

 

・まだ家を購入するのが34年先

・家計簿をつけていないので支出が不明確

・既に家を買ってしまった・・・

 

などの理由から「今はしなくて大丈夫」

との判断になったそうで納得でした。

 

ただ、ある一組の参加者さんが

とても興味深い回答だったのです。

 

 

最初に金額の上限を決められると・・・

 

『最初に予算をガチガチで決めてしまうと

その予算内で家を建てていかないといけな

くなりそうで・・・

 

そうなると選びたいオプションが選べな

かったりで、家づくりが面白くなくなって

しまうのではないかなと思って・・・』

 

と、いう理由です。

 

マイホームには夢も理想もある中で、

現実を先に見てしまうと色々と我慢や

ストレスが溜まってしまい、

 

結果として楽しくない家づくりになって

しまうのでは?と心配しているご様子。

 

マイホーム購入は初めての経験ですから、

色々な心配が出てしまいますよね。

 

では本当に予算を先に決めてしまうと

家づくりは楽しいものにならないのか?

 

結論からいうと、そんなことありませんよ。

 

 

お菓子の話に戻ります

 

金額の差はとても大きいですし、

比較できるものではないという意見も

あるかもしれませんが、

 

私としては先程の『お菓子300円まで』と

同じ感覚なんです。

 

確かに300円の予算が500円に増えると

買えるお菓子の量も増えますし、選択肢も

倍増することでしょう。

 

一見、これは「楽しいこと=良いこと」と

思われがちですが、制限がある中で様々な

選択肢から検討してベストなものを選んで

いく方が個人的には楽しいと思います。

 

大人になり特に考えずに買えるお菓子より、

お金がない中で一生懸命貯めたお金で

欲しいお菓子が買えた時の達成感。

 

使えるお金に上限があるということは

マイナスなことではなく、見方を変えれば

とてもプラスになるのではないでしょうか。

 

 

予算が少なくても家づくりはおもしろい

 

私はこれまで多くの方のマイホーム購入を

サポートしてきました。

 

その中で建物予算が1億円の人もいれば、

1,000万円台の人ももちろんいるわけです。

 

ただ、どちらも変わらず家づくりって

オモシロイんですよね!

 

「なんじゃこりゃ!」って別荘のような

1億円の大豪邸を建てる楽しみもあれば、

 

「こんな素敵な家が本当に1,800万円で

建てれるの?すごくない??」

というものをつくる楽しみもあります。

 

高いものには自然と高級感が出ますし、

それは当然ながらとても素敵です。

 

だからといって必ずしも

『高いもの=良いもの』ではありません。

 

予算内でできるだけ満足度の高い家を

建てるポイントはたくさんあります。

 

・住宅会社を選びなおす

・家の大きさを小さくする

・建物の形状を複雑化しない

・仕様設備やオプションを見直す

などなど他にも選択肢はいっぱいです。

 

何も心配する必要はありません。

 

だから私は、自分たちにとって

適正な予算を知る作業を一番最初にして

ほしい気持ちがブレることはないのです。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。