家計簿をつけることで得られるもの

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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『家計簿』付けていますか??

 

もちろん、しっかりとつけている人も

多いと思いますが、

 

「つけた方がいいのはわかってるけど、

面倒でやってないんです…(汗)」

 

「今年の初めは付けていたんですけど、

ある時、付けるの忘れちゃって…。

もういいか!ってなっちゃいました(笑)」

 

このように、家計簿をつけていない人、

つけていたけど途中で辞めてしまった人、

様々だと思います。

 

先に言ってしまうと、家計簿は

『つけた方がもちろん良い!』です。

 

「なんでこんなにお金貯まらないんだろう」

「うちの家計、何にお金使ってるんだろう」

と、思った時に振り返って原因を追究する

ことができますからね。

 

これは間違いありませんし、大多数の人は

このことをなんとなく理解しています。

 

ただ、実際には家計簿をつけた方が良いと

思っているのに、つけていない。

 

なぜ??

 

お金に余裕があるから?

家計簿をつける時間がないから?

マメじゃないから?

つけるのが面倒くさいから?

 

いいえ、これは違いますね。

 

家計簿をつけない理由、それは・・・

 

『家計簿をつける事が、とても大切である』

と、心の底から理解していないからです。

 

 

【やる意味を理解すると、長続きしやすい】

 

「しないよりは、した方がよいこと」

は、世の中、山ほどありますよね。

 

例えば・・・

 

運動不足だから、運動した方が良いよね?

 

こんな感じです。

 

ただ、そのやらなければならない理由を

しっかりと理解していなければ、継続は

難しいですよね。

 

運動不足だから、運動した方が良いよね?

→でも、運動しなくても生きていけるし、

仕事も大変だからしなくていいよね!

 

こんな感じになってしまいます。

 

しかし一方で、する理由を”する本人”が

心底理解できているものは、継続して

やっていくことがしやすくなります。

 

例えば、

「あなたは肥満過ぎて、ダイエットを

しないと、余命6か月ですよ?

ただ、今から継続的な運動をしていけば

そんなことにならずに済みます」

 

と、言われたら?

 

運動をしなければならない理由が明確に

なり、「しなくてもいいや」という発想には

ならないですよね。

 

家計簿も同じです。

 

家計簿をつける理由を理解していなければ、

 

「つけないよりは、つけた方が良いよね?」

→でも、つけなくても今、生活していけて

るから、つけなくてもいいか!

 

こうなってしまいます。

 

その為、家計簿をつけるにあたって必要

なのは、『マメさ』や『時間』ではなく、

 

家計簿をつける理由、つまり・・・

 

『家計簿を付けることで得られる対価』

を理解することです!

 

 

【家計簿をつけることで得られる対価】

 

では、家計簿をつけることで得られる

対価とはなんでしょう?

 

それは、

『破綻しない未来、貯蓄のできる家計』

です。

 

冒頭にも記載しましたが、家計簿をつける

ことで、

 

「なんでこんなにお金貯まらないんだろう」

「うちの家計、何にお金使ってるんだろう」

となった時、原因を追究する事ができます。

 

何もない状態では、闇雲に支出を控えない

といけない状態になってしまいます。

 

食費、日用品費、レジャー、学費・・・

そして、住宅購入費も”なんとなく”削減。

家庭内の支出、全部削減しないといけない。

 

これでは長続きしませんし、生活も楽しく

ありませんよね。

 

しかし、家計簿をつけていれば、支出を

何に多く使っているのかが明確になり、

削減ポイントがわかりやすくなります。

 

「うちの家計は、外食費が多いんだ!」

「学費や趣味に使うお金は、あまり使って

ないから、今まで通りで大丈夫だなぁ!」

 

このように、家計の中にある一部の問題点

を見つけ出すことができるようになれば、

無理なく家計改善を進めていくことが

できるようになります。

 

この結果、無駄な出費を抑えることで

貯蓄をすることができれば、将来、

破綻しない家計を作っていくのも

難しいことではありません。

 

 

【家計簿を上手につけるコツとは?】

 

家計簿をつけることは、そんなに難しい

ことではありません。

 

当月の手取り収入を記載する。

当月に使ったお金を記載する。

当月の収支を計算し、残高と照し合せる。

 

これだけです。

 

文章で書くととても簡単なのですが、実は

完璧主義な人に限って、家計簿をつける事

を嫌う傾向もあります。

 

なぜなら、最終的なお金が合わないと

ストレスに感じるからです。

 

『やるなら完璧にしたい!』

 

こんな人ほど、初めの一歩が出づらい

傾向にありますよね。

 

そういった方にお薦めな方法として、

「使途不明金」というものの存在を認めて

あげることです。

 

使途不明金とは、

「何に使ったかわからないお金」

のことです。

 

収入、支出、余っているお金を計算すると

1万円、何に使ったかわからないお金が

あるけど、どうしよう・・・

 

と、なった時に「使途不明金」として

1万円を家計簿につけるようにします。

 

この使途不明金を月々、1万円前後認めて

あげることで、とても気楽に家計簿を

つけることができるようになります。

 

家計簿をつけるにあたり、使途不明金が

なく、誤差が0であるに越したことは

ありません。

 

しかし、誤差が出ることを嫌って全く

家計簿をつけることをしないよりは、

多少の誤差が出ても付けることの方が

100倍良いです!

 

是非、今まで長続きしなかった方は

家計簿をつけることで得られる未来を

想像し、頑張ってみてくださいね。

 

新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。