『iDeCo(イデコ)』は”今すぐ”始めるべきなのか?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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人生100年時代・・・

 

先日のメルマガでもサラッと触れましたが、

今後、平均寿命が100歳まで延びると

言われています。

 

「いやいや、そんなに生きたくないよ…」

 

と、いった声があちらこちらで

聞こえてきそうですが・・・

 

残念ながら、都合よく「もう辞めよう」と

思えないのが人生なのですね。

 

私は現在34歳ですが・・・

さて、これから60年、何しようかな?

 

老後を生きていく為には『生きがい』を

見つけることも大切ですし『お金』を

貯めておくことも大切ですよね。

 

国の公的年金が破たんする!と言われ、

私達の老後を支えられるのは自分しか

いないのかもしれません。

 

そんな時代背景の為、注目されたアレ。

 

『確定拠出型年金=iDeCo(イデコ)』

です。

 

 

【それ、何???】

 

確定拠出型年金

(カクテイキョシュツガタネンキン)

 

少し前になりますが、朝のニュースや

お昼のワイドショーなどで特集される

ことが多かった話題です。

 

今年から対象となる限度額が広がった為、

一時的に沸騰ワードとなっていました。

 

漢字が6文字以上並んで難しそう・・・。

 

そんなアレルギー反応を起こす人の為に、

iDeCo(イデコ)』という愛称を作成。

 

ちなみに、

『日本版401k(ヨンマルイチケイ)』

も同じものです。

 

色々と呼び名のある、この確定拠出型年金、

「正直、よくわからない!」

という人の為にザックリ説明すると、

 

『自分で積み立てる年金』のことです。

 

私達が老後を迎える頃には、

「国の公的年金制度が危ない!?」

という前提があり、その為、国が

 

「自分で頑張って老後のお金貯めてね!」

「その代わり、自分で頑張ってくれるなら

メリット(減税)あるからね!」

 

と、加入を促している訳です。

 

 

【確定拠出型年金のメリットとは?】

 

確定拠出型年金の最大のメリットは、

『節税効果』が非常に大きいことです。

 

例えば、会社員、年収300万円のAさんが

毎月110,000円を積み立てすると、

 

確定拠出型年金メリット1

 

所得税、住民税合わせて年間27,000円の

節税効果があります。

 

毎月110,000万円×12か月=180,000円の

支払いに対し、27,000円が節税になるの

ですから、効果はとても大きいですよね!

 

同様に、会社員、年収650万円のBさんが

毎月23,000円、年276,000円の積立なら

 

確定拠出型年金メリット2

 

年間82,800円の節税効果があります。

 

銀行に毎月23,000円積立てて、

1年間で増える金額はまさに『雀の涙』程度。

 

それなら将来の事を考え、しっかりと貯蓄

しながら節税できる確定拠出型年金の方が

メリットありますよね。

 

これだけでも大きいのに、

◎運用して増えた利益分が非課税になる

◎受取時も一定額までは非課税になる

と、さらに多くのメリットがあります。

 

詳細については、私個人も使っている

楽天証券のサイトがわかりやすかったので、

さらに勉強したい人は確認してみて下さい。

 

このように、継続的な収入が見込める人で

所得税、住民税を納めているのなら、

確定拠出年金の恩恵をかなり受けられます。

 

ただ、しかし・・・

 

確定拠出年金には注意しないといけない事

もあり、そこを見誤ると後悔してしまう

可能性があるので気をつけてください。

 

 

【確定拠出型年金の注意点とは?】

 

まず「年金」という名のつくものですから、

原則として『60歳』まで引き出すことが

できません。

 

目的が『老後資産』を貯める為のもので、

その援助制度ですからね。

 

条件次第で辞めることもできますが、

手続きがものすごく繁雑であり、中には

辞めることができない場合もあります。

 

その為、60歳前に迎える教育資金や、

住宅購入資金の貯蓄を目的としては

使えませんので注意が必要ですね。

 

「このお金は60歳以降に使うもの!」

と、覚悟を決めて貯蓄しましょう。

 

間違っても、

「とりあえずやってみよう!」

「上手く行かなかったら辞めても良いよね」

という感覚でやることはお薦めしません。

 

60歳までしっかりと、確定拠出型年金を

支払っていけるのか?を確認をした上で

やらないといけませんね。

 

 

【で、結論、やった方がよいの?】

 

メリットが大きいものの、結論として・・・

家を購入する前にはオススメしません。

 

理由は、家を購入した後でも無理なく

確定拠出型年金を支払っていくことが

できるか不透明だからです。

 

新居に引越しをすると、環境の変化により

 

・生活費が高くなる

・水道光熱費の支払いが多くなる

・賃貸の家賃に比べ、ローン支払いが多い

 

などなど、何かと支出が多くなる家庭が

非常に多いのです。

 

「支出が思っていたより多くなり、

 生活が厳しくなってしまった・・・」

「今まで通り、貯蓄ができない・・・」

 

こうなってしまうと、生活水準を落とさな

ければならなくなります。

 

真っ先にストップしたい確定拠出型年金の

支払いは辞めることができず、

 

「外食に行くのを辞める…」

「子どもの習い事を辞めさせる…」

「ご主人のお小遣いがなくなる…」

 

と、削りたくないものを削らなければ

ならない恐れがあります。

 

その為、しっかりと新居での生活ベースが

できるまでは、目先の恩恵は少ないものの

銀行預金で貯めておいた方が無難ですね。

 

あなたがこれから家を購入しようと考えて

いるなら、このような制度があることを

理解しておくに留めておきましょう。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。