お金の感覚が狂ってしまいました…

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

OPP_0001rr00

 

『札幌からの往復費、10,000円!』

 

突然ですが、問題です。

 

この10,000円、札幌からどこまでの

往復代だと思いますか?

 

「往復」の料金ですよ。

つまり片道、2,500円ということですね。

 

苫小牧?旭川?帯広?

タクシーなら札幌駅と札幌ドームを往復

したら10,000円以上かかりそうですね。

 

色々と正解はありますが・・・

 

実は、10,000円で・・・

 

「札幌-東京」

 

の飛行機チケットを購入することが

できるんです。

 

繰り返しますが、“往復”ですよ!

 

驚愕の金額ですよね。

正確には、新千歳から成田空港(千葉)

までの飛行機代なのですが、それでも

10,000円…

 

激安です。

※これは特に安いタイミングです。

 

僕は、セミナー開催や勉強会、関東のFP

との打合せなど、東京への出張が月平均

23回あり、全てが実費です。

 

大手航空会社だと、めちゃくちゃお金が

かかってしまうのですが・・・

 

LCC』と言われる格安航空会社を

使うことで、飛行機代をめちゃくちゃ

抑えることができています。

 

しかし・・・

 

7月、8月は夏休みシーズンということで

料金が上がってしまっていました。

 

片道10,000円~110,000円、

往復で20,000円~となっているんですね。

 

「いやー、高いなー」

と、思ってしまうのですが・・・

 

冷静に考えると東京までの飛行機代、

片道10,000円はそれでも安いですよね。

 

完全に飛行機代の感覚が麻痺(マヒ)して

しまっています。

 

 

【慣れが金銭感覚を狂わせる】

 

これは飛行機代に関わらず、日常的に

よくあることです。

 

牛丼を250円で食べること慣れていた時、

380円に値上がりした牛丼は、ものすごく

高く感じましたね、僕は。

 

しかし、それでも他の定食屋さんに比べる

とリーズナブルな価格設定ですよね。

 

その他にも、同じように日々の慣れにより、

金銭感覚を麻痺させてしまうことが多く

あります。

 

その金銭感覚を麻痺させる有名なものが、

「注文住宅のオプション」

です。

 

実際に家を建てた人に話を聞いてみると、

 

「本当に金銭感覚が狂っちゃって(汗)」

10万円以下なら『安い!』って

思ってしまう自分がいた(笑)」

 

などなど、家を建てた先輩たちは

当時を振り返りこのように言います。

 

事前に注意しておかないと、あなたも

この感覚に陥ってしまいますよ。

 

 

【あなたは狂わない自信、ありますか?】

 

さて、では簡単なチェックをしましょう。

まずは以下の10項目の金額をしっかりと

見てみてくださいね。

 

・外壁材グレードアップ  1,080,000

・太陽光パネル設置    1,550,000

・キッチングレードアップ 226,500

・お風呂グレードアップ  123,400

・床材のグレードアップ  157,800

・ダイニングテーブル制作 160,000

・ボイラーグレードアップ 420,000

・タイル装飾工事     186,000

・カーポート設置工事   488,000

・アスファルト施工    3110,000

 

・・・・・・

 

それぞれの項目、なかなかの金額ですね。

 

もし、これらすべてのオプションを

お願いすることにしたら、

 

合計約4,600,000円です!高いっ!!

 

「全部のオプションはできないな~、

まずは外壁は標準ので良いかな?」

「それと、太陽光パネルもいらなくない?」

「よし、これで250万円はオプション

無くなったぞ!オッケー、オッケー!」

 

こんな感じで“夫婦会議”が始まる訳です。

 

しかし、その後に・・・

・食洗器追加    52,400

・壁紙オプション  34,000

・照明器具追加   24,000

 

このオプションメニューを見たら、

「そのくらいの金額ならお願いしよう!」

と、思ってしまいませんか??

 

さらに・・・

・収納棚追加     8,800

・タオルかけ追加   5,800

・スイッチ1箇所追加  4,900

 

この金額を見たらどう思うでしょう?

 

「安いっ!!!」

 

そう思ってしまったあなた・・・

 

すでに住宅購入における金銭感覚の麻痺に

陥ってしまっていますね。

 

何十万、何百万という桁違いの大きな金額

を見過ぎてしまい、「何万円、何千円」と

いう金額が小さく見えてしまう。

 

さらに、一生に一度の住宅購入だから…

と、いう理由で金銭感覚が麻痺する方も

たくさんいます。

 

この金銭感覚の麻痺を防ぐのはなかなか

難しいですね。

 

 

【予算を決めておくことの重要性】

 

だからこそ、

「家を購入する前に、適正な予算を

把握しておくこと」

が重要になるのですね。

 

家を買うにあたって、明確な予算設定が

できていなければ、

 

「まだ予算追加しても大丈夫だよね?」

「うーん、ちょっと高くなりすぎかな?」

 

このような曖昧な感覚でオプションを

追加するか考えないといけません。

 

追加しても良い、悪いが曖昧なので、

「せっかくだから、まあいいか!」

と、なってしまう方が多いのですね。

 

しかし、適正な予算設定ができていれば、

その予算内で何をお願いして、何を諦める

かを明確に検討することができる。

 

「私は金銭感覚麻痺しないから大丈夫!」

と、自信満々な方なら問題ありませんが…

 

もし、あなたが

「自分は金銭感覚が麻痺しちゃいそう…」

 

と、思われるなら家の計画を進める前に

適正な予算を把握した上で、住宅購入を

進めていくことを強くオススメしますよ。

 

 

P.S.

札幌住まいのFP相談窓口では、

「あんしんマイホーム資金計画書」

作成サービスを行っています。

 

これは第三者の立場から、あなたにとって

『適正な予算』を診断するサービスです。

 

年収や貯金、退職金の有無だけではなく、

生活費、子育ての考え方、趣味、旅行、

車の買い替え、実家への帰省代…

 

など、細かく情報をお伺いし、

「未来の貯金残高」

「将来、破綻しない為の住宅購入予算」

をお伝えしています。

 

とても好評なこのサービスに関して、

近々キャンペーンを行う予定です。

 

また、改めてお知らせしますので、

もう少しお待ちくださいね。

 

 

新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。