二世帯住宅の金銭的メリットとは?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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最近、3組の方から連続して、

『二世帯住宅を建築しようと考えている』

と、お問合わせを頂いてます。

 

二世帯住宅を建築する方の理由は様々

ですが、東日本大震災後のある統計では、

 

「家族の繋がりを重視する」方が増え、

その流れで二世帯を希望する人が増えて

いるみたいですね。

 

「何かあった時に身近に親族がいてくれ

れば安心できる!」と考える人が一定の

割合で増えているとのこと。

 

ちなみに、二世帯住宅と一括りに言っても

作り方は様々です。

 

例えば・・・

 

・お風呂や洗面はひとつだけでOK

ただ、お母さん専用の部屋とミニキッチン

を作ってあげたいという『プチ二世帯住宅』

 

・お風呂は共有でOKだけど、それ以外の

LDKや洗面、トイレ、リビングはそれぞれ

分けて作りたい!という『セミ二世帯住宅』

 

・お風呂もトイレもLDKも、そして

ボイラーも全て2つずつ。基本的に2つの

家を作るイメージだけど、同じ敷地内に

同居したいという『完全二世帯住宅』

 

等々、作り方は十人十色です。

 

そして・・・

 

単世帯住宅を建てる方に比べ、二世帯住宅

を考える方は少ないのですが・・・

 

二世帯住宅には多くのメリットがあります。

 

僕は東京や埼玉、群馬などの建築会社で

『二世帯住宅を建てるメリット』について

のセミナーをした経験もあるのですが、

 

今回は、そのセミナーでお話しをした

『二世帯住宅の資金面でのメリット』を

お伝えしようと思います。

 

 

【二世帯住宅、3つのお金のメリット】

 

1.建築費用の大幅削減

 

まず、同一の土地に家を購入することに

なるのですから、『土地代金』は1つで

済みますよね。

 

もしくは、ご両親がお持ちの土地に新しく

二世帯を建築する場合にも、「土地購入費用」

は必要なくなりますから、とても大きな

費用を削減することが可能です。

 

土地以外にも、

・仲介手数料

・所有権移転、抵当権設定登記費用

・住宅ローン事務手数料

 

単純に2つ必要だったものが、1つになる

のですからお得になるのは当然ですよね。

 

また、図のように単世帯を2つ作るより

二世帯だと赤色で記している部分の

 

 二世帯メリット

 

・基礎工事

・外壁工事

・断熱工事

 

上記等を含む、建築費用を約25%

削減することが可能です。

 

 

2.生活開始後の費用削減

 

まず「水道光熱費」を単世帯×2より、

二世帯住宅の方が大幅に削減することが

可能です。

 

図は少しわかりづらいかもしれませんが、

例えば、単世帯×2で月々19,000円の水道

光熱費がかかるのに対し、二世帯住宅なら

110,00013,000円で済みますという

説明がなされています。

 

二世帯

 

家の大きさや形状によって左右される

部分もありますが、大きな削減効果が

期待できますね。

 

さらに・・・

 

二世帯住宅に住むことによって、お嫁さん

の『就業率』に相当な差が生まれます。

 

ある大手不動産会社の統計によると、

単世帯に住む奥様の就業率は全国平均で

33%」だそうです。

 

それに比べて、二世帯住宅に住む奥様の

就業率は、なんと『53%!』

 

1.6倍以上、奥様にとってお仕事がしやす

い環境と言い換えることができますね。

 

と、なればおのずと旦那様と奥様の収入

を合わせた「世帯収入」が上がります。

 

旦那様が今すぐに年収を200万円上げる

のは至難の業ですよね。

 

奥様が一緒に世帯年収を上げる手助けが

できる環境があるのは、とてもメリット

だと思いませんか?

 

 

3.相続税法改正によるメリット

 

昨年、平成27年より、『相続税法』が

一部改正されました。

 

簡単に言うと、増税されたんです。

 

相続税と言っても、実際のところ、

あまり身近に感じませんよね。

 

実際に、平成26年までは日本国民の

2%以下しか課税されなかった税金です。

 

しかし・・・

 

平成27年の大増税以後は、日本国民の

10人に1人は課税対象となる税金に

変わってしまいました。

 

より相続税が身近になったと言っても

過言ではありません。

 

そんな中、実は二世帯住宅を建てることに

より、相続税の節税効果が期待できます。

 

細かい要件は割愛しますが、二世帯住宅

を建てることにより、土地の評価を80%

下げることができるんですね。

 

例えば、1,000万円の価値がある土地に

二世帯住宅を建てたら…

 

税金の対象となる土地評価額は80%減額の

200万円に落とすことができるます。

 

※ちなみにこれは、税金の計算をする

 上での評価額であり、実際に売買時の

 価値が下がる訳ではありませんので、

 心配する必要はありません。

 

仮に相続税が10%かかるとしたら・・・

 

1,000万円に対してだと100万円ですが、

200万円に対してだと20万円になります。

 

相続税額の計算の仕方は複雑ですし、

二世帯住宅の建て方にも要件がありますが、

 

『節税効果を期待することができる!』

と、ザックリと覚えておくと良いでしょう。

 

 

・・・・・・

 

このように、二世帯住宅には様々な

メリットがあります。

 

特に資金面では、相当な金額のメリットを

感じることができるでしょう。

 

二世帯に住むことによって受けられる

生涯での金銭的メリットは、

 

土地購入費、建物金額、そこにかかる金利、 

世帯収入アップ、光熱費の削減など含め…

 

『8,000万円~1億円』と言われています!

 

ちなみに・・・

 

二世帯住宅のデメリットは、

『嫁、姑の問題』

ここに尽きるようです・・・

 

この点については、ファイナンシャル

プランナーの専門外ですから、特に意見を

するのを控えておきます・・・

 

新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。