【実例】プラン修正の相談を頂きました

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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今日のメルマガは少し趣向を変えまして、

実際の相談事例をありのままに公開しよう

と思います。

 

今回の相談内容は、『プラン・間取り図』に

ついてアドバイスが欲しいという内容。

 

注文住宅の場合、自分たちが「住みたい!」、

「暮らしたい!」と思う間取りの家に住む

ことができます。

 

「開放感のある広いリビングにしたい!」

「キッチンは対面型、収納を多めに!」

「子どもを遊ばせられるスペースが欲しい」

「そこを客間にできるようにもしたい!」

 

などなど、要望は皆、それぞれでしょう。

 

この要望を建築会社さんに伝えると、

12週間くらいでその要望を反映させた

プラン(図面)を作成してくれます。

 

最初のプラン提示で満足が行くものが

できることもあれば、

「うーん、イマイチ満足できないなぁ?」

「ここをこうすることはできないかなぁ?」

と、再作成に入ることも。

 

建築会社に相談して修正してもらうのが

一般的なのですが、再作成したものも

また満足が行かない場合もあります。

 

そんな時、私が要望を整理してあげたり、

実際に修正プランを考えたりすることも

あるんですよね。

 

今回のメルマガでは、実際にお客様が

住宅会社からプランを提示してもらい、

それに対して私が、

 

「このプランは要望に沿えているか?」

「プロの目線からして、この部分は

 こうした方が良いのでは?」

 

と、アドバイスさせてもらった実例を

お伝えしますね。

 

 

【初回プラン提示】

1階プランはこちら

プラン1

2階プランはこちら

プラン2

まず、このお客様の最大の要望として

『開放感のあるリビングが欲しい!』

これが第一の優先事項です。

 

その為、お風呂等の水回りスペースを

2階に上げ、1階の面積を確保しようと

いう事でプランを作成してもらいました。

 

実は2階に水回りを配置すると、洗濯物が

干してあるプライベート空間を来客時に

隠すことができますし、干したものを

フロアの移動をすること無く、子ども部屋

等に収納できるというメリットもあります。

 

さて、このプランに対してお客様から出た

新たな要望がこちらです。

 

 

【玄関に、キャンプ用の寝袋やレジャー

シートが収納できる場所が欲しい!】

 

先にお伝えしなければならない前提条件が

あるのですが、それは

『家を大きくすれば、要望は叶う』

場合がほとんどだという事です。

 

今回も玄関に収納が欲しいという事なので、

その分、玄関を広くさえすれば簡単に要望

を叶えることができます。

 

しかし、家を大きくするということは

その分『建物金額が高くなる』ということ

に直結します。

 

その為、現状の大きさを維持しつつ、かつ、

要望を叶える必要があるのですね。

 

ここが難しいポイントですし、

『腕の見せ所』になります。

 

あなたなら、どう修正しますか?

少し考えてみてください。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

さて、という訳で私が提案したのはこちら。

plan3

玄関ポーチの場所と入り方を変更、

そして玄関内部の面積割合を調整し、

土間収納を増やす形にしました。

 

水色が玄関土間、緑が玄関ホール、

赤が土間収納、黄色が玄関ポーチです。

 

こうすることで、面積を変えずにお客様の

要望に沿える形になりました。

 

収納棚の増加や、仕切りの為の建具代など、

多少見積金額の変更もありますが、

最小限に抑えることができます。

 

「よし!イイ感じになったな!」と、

思っていたら追加のご要望を頂きました。

 

 

【玄関からもトイレにアクセスできる方が

便利かなと思って、玄関とトイレ周辺を

どうにかして、そのような間取りにできな

いかなーと考えてました!】

 

これは難しいです…

正直、家を大きくすれば簡単なのですが、

やはり予算が関わってきますからね。

 

ただ、『無理です!』というのは好きでは

ありませんし、何とかしてあげたいなぁと

思うので、ひたすら図面と向き合います。

 

そうしたら良いアイディアが出ましたよ。

こちらです。

plan4

先程のプランをベースにトイレや洗面

コーナー、パントリーを反転させます。

※紫がトイレと洗面ですね

 

それに伴い、キッチンも和室側にスライド

させなければ、リビングからトイレへ

行けなくなってしまうので、スライド。

※オレンジがキッチンとキッチン収納

 

こうすることで、玄関から土間収納を通り、

トイレや洗面(手洗いスペース)への

通路が確保されましたので、お子様が外で

遊んで帰ってきた時も、まず手洗い場へ

向かわせる動線ができました。

 

1階はこれにて完了!

 

さて、続いては2階ですが・・・

これは私からこうした方が良いよと

アドバイスさせてもらいました。

 

 

【洋室Aと比べ、洋室Bを与えられる

子供がかわいそうですね!ここの比率を

変更した方が良いと思いますよ】

 

もとのプランがこちらです。

プラン2

こちらの家族は子どもが2人いるのですが、

このプランの想定だと洋室Aと洋室Bが

子ども部屋になる予定です。

 

しかし、洋室Aが6帖プラス収納に対し、

洋室Bは4.8帖、その差が1.2帖もある。

 

これだと洋室Bを与えられた子が

少しかわいそうですよね。

 

なので、修正させてもらいました。

plan5

まず、洗面脱衣室を黄色部分にします。

※水色の塗りつぶしは洗濯機置場です。

 

すると、洋室B(緑)の広さが確保され、

洋室C(水色)と同じ大きさになる為、

不公平なく部屋割りをすることができます。

 

6帖あるので、クローゼットを作っても

5帖強は空間を確保できますね。

 

トイレは紫の場所へ移動させ、主寝室と

なる洋室Aについては、クローゼットと

寝室の配置を交換しました。

 

こうすると寝室(赤)は角側に配置され、

二方向に窓を付けることができます。

 

クローゼットも物干スペースと近くなる為、

洗濯物を収納する動線も近くなりますね。

 

・・・・・・

 

とりあえず、現時点での修正はこれで完了。

 

あとは修正した図面の見積金額を確認する

必要がありますが、面積も変更していま

せんからある程度想定の範囲内でしょう。

 

安心して計画を前に進めていけると

思っています。

 

お客様からも喜びの声を頂きました。

line1

 

このように少し図面を見ただけでも、

ある程度ここはこうした方が良いかなと

思えることが第三者目線だとあります。

 

もちろん設計士が一発でご期待に沿える

プランを出してくれるかもしれません。

 

そして、設計士に修正してもらうことも

もちろんできるでしょう。

 

ただ、何度も修正してもらうと

「また修正してって言いづらくて・・・」

と、仰るお客様も多くいます。

 

一生に一度の高価な買い物ですし、

納得するまで打合せすればいいと思うの

ですが、お客様目線からしても気を遣って

なかなか言いづらいこともあるようです。

 

一生に一度の家づくりを失敗させたくない、

後悔したくないとお考えの方は、第三者の

プロに相談するのもひとつの手ですよ。

 

p.s

この図面の相談サービス単独での相談は

受付ていません。

 

予算の診断をし、私にトータルで家づくり

のお手伝いを希望された方に提供している

サービスの一環ですのでご了承ください。

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。