こんにちは。
住宅購入専門のファイナンシャルプランナー、新松(しんまつ)です。
1982年10月31日生まれ、小学校も中学校も高校もすべて札幌市豊平区の学校に通っていた、生粋の札幌市民です。
大学卒業後は、東証一部上場の不動産会社に入社しました。
入社を決意した理由は、もちろん会社のビジョンや事業内容に惹かれた部分はありましたが、その説明をしている人事部の方がとても素敵なジェントルマンで、『こんなカッコイイ社会人になりたい!』と思ったからです。
社会人になっても運良く札幌で勤務する事ができまして、配属先ではとても良い出会いがあり、社会人としての私を形成してくれたのは間違いないくこの会社の上司や先輩、仲間だったと思っています。
営業成績もトップで…と言えればカッコイイのですが、きっと「平均より少し良い」くらいだったのではないかと思っています。
そんな私でも、何故だか同期の中で一番最初に店長になることができました。
当時の上司は私の営業力、販売力ではない部分を評価していてくれたようです。それが何なのかはその時の自分にはわかりませんでしたが、後々聞いた所『周りのことをよく見ていて、自分の利益より「お客様」や「組織」の利益を優先して考えることができる人間だったから』らしいです。この方への感謝は今でも忘れることができません。
確かに、今でもそうですが私は「自分がやられて嫌なことはお客さんにはしない」「契約を取る為にウソはつきたくない」という考えを持っていました。
しっかり良い点と悪い点を理解してもらった上で、最終的にはお客さんに決断をしてもらうのが正しい形で、自分の立場は、より正しい選択ができる道筋を作ってあげることだと考えていました。
その考えがあるせいで、本来ならば取れるであろう契約を取れないこともあり、会社の利益に貢献できない部分もありましたが、それは今でも正しい選択だったと思っています。
人生を一変させた出来事
順風満帆で進んでいた社会人生活でしたが、ある出来事が状況を一変させます。
それは「リーマンショック」です。
この世界的な経済危機により会社の経営状況は悪化、そのしわよせが「社員」さらに「お客様」へ向いてしまいました。
「来週から本州のコールセンターへ異動ね」
「来月から四国の別事業に配属だから」
共に切磋琢磨してきた仲間がリストラ前提の異動をさせられました。お客様の任意購入であるオプション商品にもノルマが設定され、
「これは入居する為には必ず払わないといけないものです」
とお客様に必要のないものを強制的に販売しなければならない状況になってしまいました。また、経費削減の一環で営業歩合もなくなってしまいました。
給料が減ってしまうので社員は皆、営業歩合ではなく残業代で給料を稼ごうとします。
昼間、暇だったはずなのに定時直前から仕事しだすんですよね、ゆっくりゆっくり…
このままでいいのかな…
私はその状況を「悪循環だ」と感じるようになりました。
一方では、お客様から本来ならば払う必要のないお金を払ってもらい、もう一方で無駄な人件費にお金をかけている。
その現実を目の当たりにしたとき、私は会社を愛せなくなりました。
お客様のことを考えると、自分の会社を選ぶことがベストではないという気持ちになっていましたので、最終的には来るお客様にも「違う会社で契約した方が良いですよ」と言ってしまう始末でした。
会社にも、期待して来てくれるお客様にも、そして自分自身に対しても健全な状態ではなかったと思っています。
さらに20代中盤を過ぎ、自分の社会的価値に不安を持つようになりました。
「自分が今社外に出た時、何ができるんだろう?何もできないな…」と。
社内のルールや商品知識はわかっていても、世の中の事、例えば法律や税、経済、さらには不動産の事すら実際はよく知りませんでした。社内の仕組みさえ理解していれば、不動産を知らなくても売れるシステムだったんです・・・
ここで学ぶ事もまだあったと思いますが、私はこのタイミングで退職する事を決意しました。
ある住宅会社と出会う
全く別業種への転職も考えましたが「あなたの強みは不動産業で生かされる」とアドバイスされ、不動産中心に転職先を探していたところ、あるひとつの工務店と出会いました。
「家の販売なんて絶対キツイから無理」って思っていたのですが、その会社の家は「素敵!いい家だな!」って思えたんですね。
なんと言うか、他の家と比べて不思議と一軒一軒に心がこもっている気がしました。
その会社の人に話を聞くと、『お客様に頭を下げてお願いをしなくても、自然と”建てたい”と思ってもらえる家づくりがしたい』ということを真剣な顔で話してくれました。
私はこの話に心を動かされ、『これなら無理矢理お客様に売ることをせずに、本当に良いものを提供できる!』と感じたのです。
運良くその会社に入社することができましたが、正直最初は学ぶことが多すぎて何から始めていいのかわかりませんでした・・・
家の構造については、「壁の中はどのような構造になっているのか」「基礎と木造部分はどう連結されているのか」等はもちろん、「1坪が何㎡なのか」すら知りませんでしたからね。
さらに住宅ローン、税金、不動産、法律、木材の種類…たくさん学ぶことがあります。
でも楽しかったんですね。なぜなら、自分が望んだ「学び」がそこにあったからです。
銀行員にも負けない
知識を身につける
住宅営業として恥ずかしくないよう、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー等の資格も取得。
住宅ローンについては、銀行の方の間違いを指摘するほど詳しくなり、月々の返済額だけでなく水道光熱費やメンテナンス費を加味した提案ができるようになりました。
また、土地の契約書に不利益になるような条文がないかチェックをしたり、値下げ交渉をする際のポイント等、不動産にも精通しました。
住宅営業にはお客様の家が徐々に出来上がっていく「楽しさ」、ワクワクする「高揚感」、そして完成した時は「嬉しさ」と共に一区切りを迎える「寂しさ」等、色んな感情がありましたが、お客様もとても喜んでくれましたし、私自身も「人生最大の買い物」を手助けできた喜びを感じながら日々過ごしていました。
ただ・・・住宅営業ってやはり大変なんですよね。
「このお客様の為に素敵な家を作りたい」と時間をいくら尽くしても「他の会社で家を建てる事にしました」と断られたりすることもよくあります…
そうなると寝られませんでした。
逆に・・・
「この方は違う会社の方が、いい家づくりができそうだな」と思ってそのまま伝えてしまうと、お客様には感謝されますが会社からは「今月の契約はどうするんだ」と詰められる…
なんてことになってしまいます。
だからほとんどの住宅営業マンは何とか自分の会社で建ててもらう為、必死になるんです。
自分の生活が大事ですから…仕方ないんです。
住宅会社の営業として
感じるジレンマ
しかし私は、自分自身が矛盾していると感じました。
「一生に一度の買い物を失敗してほしくない」
「お客様の為に尽くす」
と言ってるわりには本当にベストな提案ができていないなぁ、と…
実際の所、住宅というのはその人の好みや生活パターンによって『ベストな選択』というのは変わってきます。
しかし、1つの住宅会社にいるとその会社しか勧められず、本当の意味でお客様にとってベストなアドバイスをすることができないのです。
第三者の立場から
アドバイスしたい
住宅営業に慣れて4年くらい経過すると、私はお客様から頻繁にこう言われるようになりました。
「会社で選んだ部分もあるけど、結局は新松さんと家づくりしたいと思ったんですよね」
「担当が新松さんだったから決めました」
「新松さんなら何を聞いてもすぐ答えてくれるから安心だし、信頼できる」
こんなに嬉しい言葉はないですし、自信も持てるようになりました。この仕事やってて良かったな、と思える瞬間でしたね。
また・・・
一方で、こんな事も言われるようになりました。
「ごめんなさい、他の会社で建てることにしようと思うんです。でも担当は新松さんがいいんですよね。なんとかなりませんか…」
「新松さん、私達の建てる会社に転職したら(笑)」
最後まで迷っていた方が、他の会社で建てることを決めたケースですね。もしかしたら「断り文句」や「お世辞」なのかもしれません。
ただ私はそれまでのお客様との関わりから、素直に受入れてこう考えるようになりました。
「第三者の立場から、1つの住宅会社にとらわれることなく、その人にとってベストな選択をアドバイスできるようになりたい」
それができれば多くの方に、より幸せな生活を提供できるようになれると思いました。
お客さんに実現させて
あげたい未来
使いやすくて、暖かくて、ずっと飽きのこない、お気に入りの、住みやすい家。
それでいて住宅ローンに追われるだけでなく、旅行や趣味にもお金がかけられる生活。
良い家づくりだけではなく、家族が仲良く幸せに生活する。そんな暮らしを提供したい!
これが独立を考え始めたきっかけです。どうしたら家づくりのプロとして、最初から最後まで関われる仕組みが作れるか考えました。
「住宅ローンを組んだ後に生活が苦しくなってしまったら本末転倒だから、無理なく返済できる資金計画をわかりやすく作ってあげたい」
「その人にとってベストな土地選びをサポートするのも重要だな」
「どの住宅会社で建てるのがいいのかを、第三者の立場からアドバイスできるようにしよう」
「家計の改善も行い、家を建てた後もお金のことで困らないようにしてあげたい」
「繰り上げ返済も大事だから、将来のシミュレーションも作る必要があるな」
考えてみると、たくさんあるな。やるならもっと濃い知識をつけなければ・・・
独立を決意。そして・・・
私は家づくりをトータルサポートしたいと、『住宅専門のファイナンシャルプランナー』として独立することを決意しました。
そして迷わず、「東京」のファイナンシャルプランナー事務所を選び、転職しました。
元々、ファイナンシャルプランナーの資格は持っていましたが机上の勉強ではなく、より実務に生かせるものを学びたかったのです。
まだまだ札幌では『ファイナンシャルプランナー』というものが認知されていませんので、道外を選択するべきだと判断しました。
私は、「東京で圧倒的な知識をつけて帰ってくるんだ」と決意し、東京に行ってからは、休みをほとんど取らずに給料と時間を自己投資に回しました。
・FP関連の書籍
・有料セミナー(20万円とか当たり前…)
・投資の専門学校
・異業種交流等々…
忙しさはありましたが、充実した日々を送ることができましたので、慣れ親しんだ土地を離れ選んだ、初の道外進出は正しかったと思っています。
さらに幅広い知識と経験を得て、今まで以上に自信を持って家づくりのアドバイスができるようになりました。
札幌の家づくりを
全力でサポートしたい!
道外へ出たことで改めて感じたことがあります。
それは「札幌」の素晴らしさです。
- 食事が美味しい、しかも安い!
- 四季を感じられる(冬の厳しさがあるから短い夏が楽しい!)
- 都市と自然のバランス(大通公園の良さを再認識しました)
- 電車の快適さ(遅れない、混まない、乗り換えしやすい)
- 人が優しい、とても親切です!
- 北海道コンサドーレ札幌、ファイターズ最高!
やっぱり札幌最高だなって帰ってくる度、感じておりました。
一方で家づくりにおいては全ての会社のレベルが最高ではなく、「良い会社」と「悪い会社」の見極めが難しい地域でもあります。
多くの方から、「雑誌やインターネットで色々勉強したけど、書いてある事がバラバラ過ぎて何がいいのかわからなくなっちゃいました…」と、よく聞きます。
例えば断熱にも様々な断熱方法があり…
・断熱材の素材は何?厚さは何㎜?
・換気方法は?一種?三種?
・基礎の断熱方法は?
色々と学び、検討しなければなりませんが、実はそれより重要なものがまだまだあります。
職人さんの腕の良さ、施工方法の違いによって同じ材料でも同じ性能を発揮できません。
また外壁材や建物形状、それを加味した設計力があるかで選ぶべき断熱材は変わります。
これらすべてを加味した上で、断熱についてどのような考えを持っているのかが重要です。
これらは決して、インターネットに載っている情報だけでは知りえない知識です。
断熱性能や料金比較だけでなく、営業マン、設計レベル、会社として家づくりに対する考え…判断はとても難しいと思います。
だからこそ私は家づくりのセカンドオピニオン、中立的な第三者の立場からアドバイスを行い、生まれ育った札幌に対して地域貢献ができればと思っています。
家づくりは人生の一大イベントですが、終わった後の「家」での暮らしは日常そのものです。
私は家づくりを通して、多くの方の幸せな「日常生活」を応援できればと思っています。