新卒社員から家を買うのは良くないのか?

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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札幌もようやく春ですね。

 

中道に入ればまだ少し雪があるものの、

おおよそ雪は解け、ガソリンスタンドを

見れば早くも夏タイヤに交換をしている

車の行列ができています。

 

4月末になればもう「お花見」ですね。

 

私は花粉症なのでこの季節、外出する度に

ソワソワしてしまいますが、それでも

ポカポカ陽気を感じながら外を歩くのは

気持ちの良いものです。

 

 

【4月といえば、新人営業マンの季節です】

 

さて4月になり、世の中では

新社会人がデビューをしてきます。

 

『ザ・新社会人』というスーツとカバンの

若い人を見ると初々しい気持ちが蘇ります。

 

新卒写真

 

私の新卒時といえば最初3か月は研修期間

ということである程度、”お気楽”に仕事を

させてもらっていました。

 

が・・・4か月目になった途端、

 

「今日からお前は新人じゃねーからな!」

「いつまでも甘えてんじゃねー!(怒号)」

 

と、電話でエリア長に怒鳴られたことを

今でも鮮明に覚えています・・・。

 

もう社会人辞めたいと思いましたね(笑)

 

とりあえず、

「もう絶対、怒られたくない!」

という気持ちだけで、

何が良いのか悪いのかもわからないまま、

とにかく必死だったのを思い出します。

 

 

【新人営業マン、出動!】

 

さて、私の知っている住宅会社数社でも

新卒の採用があったそうです。

 

全く業界のことを知らない法学部出身の

新人や、建築関係の学校出身の新人など、

様々みたいです。

 

全く業界のことを知らない人はもちろん、

例え建築会社の学校出身者と言っても

新人は新人。

 

どのようにして家を売っていけば良いのか

なんて学校では教えてくれませんし、

敬語の使い方などのビジネスマナーの習得

からスタートしなければなりません。

 

おそらくすぐに現場でお客様の接客を

任される人は少ないと思いますが、

早ければゴールデンウィークあたりから

初の接客をし始めるかもしれませんね。

 

あなたがモデルハウスを見に行った時、

新人が対応してきたらどう思いますか?

 

 

【ベテラン、新人どちらから家を買う?】

 

23歳の新人と、33歳の10年選手。

 

当然のことながら、比較をすると

総合的な経験値で3310年選手の方が

安心感があるのは間違いありません。

 

家づくりの基本的なセオリーとして、

できれば新人の方とは距離を置いた方が

成功する確率は高まるでしょう。

 

なぜなら、今までの経験値が

全く違いますからね。

 

『土地探しで問題を抱えているお客様』

が来たとして、新人とベテランでは

提案できる幅が全く違います。

 

新人は「西区で探している」と言われれば

西区しか探さないかもしれませんが、

ベテランは「西区に隣接する手稲区や北区」

までを検討範囲とするかもしれません。

 

これらは接客を経験すればするほど、

幅が広がるものになります。

 

 

【新人は”絶対”ダメなのか?】

 

ということは、

『新人は絶対ダメなのか?』

というと、必ずしもそうではありません。

 

基本的には能力の高い担当者と組むことが

成功の近道となりますが例外もあります。

 

それは、

『上司や会社がしっかりと新人の

フォローをしてくれてる』

場合です。

 

こういった会社の場合は、例え新人でも、

経験豊かな先輩が同席し、失敗を回避して

くれますから安心することができます。

 

それを見極める方法は、残念ながら、

あなたの『人を見る目』しかありません。

 

上司や会社、そして新人の人柄をしっかり

見抜くことさえできれば、例え新人が担当

になったとしても、ベテランと変わりなく

安心して家が建てられるでしょう。

 

 

【新人が担当になるメリットとは?】

 

逆にですが・・・

 

新人が担当になることのメリットも

あるのです。

 

新人が担当になる最大のメリットとは、

『あなたの家のことを考えてくれる

時間が徹底的に多い』ということです。

 

なぜなら抱えている案件が圧倒的に少なく、

新人が家を売るには、1軒の家に対し、

全力投球をしなければ売ることなんて

できないからです。

 

だから彼らは一生懸命、あなたの為に

どうやったら素敵な家になるだろうと

ずーーっと考えてくれているはずです。

 

もちろんベストなのは経験豊かな人に

それをしてもらえることなのですが、

人気者の売れっ子営業マンは、なかなか

11組、丁寧に時間を割けません。

 

それでも安定的に仕事ができるから

プロフェッショナルなのですが・・・

 

新人の優位性は、時間だけは豊富に

持っているということですね。

 

なので一生懸命な新人を探し、

上司や会社がしっかりとフォローを

してくれる体制ならば・・・

 

あなたの家づくりがとても満足いくものに

なる可能性もありますね。

 

春になってこれから家を本格的に探そうか

と考えている人は、この点に注意しながら

信頼できる建築会社、そして担当者を探す

ことをお薦めします。

 

 

p.s 

ちなみに・・・

 

私も中途採用ではありますが、住宅営業の

新人として初めてのご契約を頂いた経験を

持つものです。

 

新人営業マンだった当時の私は、四六時中、

建主様のことをずっと考えていました。

 

どうやったらもっと満足してもらえるか?

どうやったらもっといい家ができるかな?

 

毎日毎日です。

 

その結果、家が完成した時には

 

「これから活躍される新松さんの

記念すべき1棟目になれてとても

嬉しく思います!」

 

と、お手紙を頂いたのは嬉しい思い出です。

 

p.s 2

一番家づくりで失敗しやすいケースなのは

手慣れてきて数をこなせるようになった

中途半端なベテラン選手に家づくりを

任せてしまうことです。

 

仕事を回せるようになり、

一棟ごとの思い入れも特にない・・・。

 

それでも家が売れるから、現状に満足して

しまい、その後の勉強などの自己投資を

やめてしまった人です。

 

変に自信をもっていたり、上から目線で

話をしてくるタイプの人とは、

家づくりは避けたほうが無難でしょう。

 

私自身も今一度、初心を忘れずに

お客様の家づくりに貢献できるように

していかないといけないと、

この文章を書きながら思いました。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。