お金を貯めれるかどうかの分かれ道

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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あなたは貯金、いくらありますか??

 

自信満々に

「〇〇万円あります!」

と、答えられる人。

 

「聞かないでください・・・」

と、言わんばかりに答えられない人。

 

様々かなと思います。

 

SMBCコンシューマーファイナンスの

「30~40代金銭感覚の意識調査2019」

によれば、全回答者(1,000 名)のうち、

 

「0円(貯蓄ができていない)」が

『23.1%』となったほか、

 

「1万円~50 万円以下」が

『24.6%』にも回答が集まり、

 

「0円~100万円以下までの合計」は

累計『60.5%』となりました。

 

30代・40代で貯蓄額が100 万円以下の

家庭が60%います。

 

未婚、無職、アルバイトも含めてですが、

これを聞いてあなたはどう思いますか?

 

 

今、貯金がないのは悪いこと?

 

私の事務所へご相談に来てくれる方という

枠組みで考えると、貯蓄100万円以下の方

の割合は20%程度かなと思います。

 

ファイナンシャルプランナーにお金を

払って相談しようと考える人達ですので、

それなりにお金に対しては敏感な人達が

多いのかなとは思います。

 

FPとして貯金が100万円以下という事に

言及をさせてもらうと、それだけで一概に

 

「ダメですね」

「もう少し貯めた方が…」

「まだ若いから大丈夫ですよ」

 

とは、軽々しく断言できません。

 

もちろん、あるに越したことはないですが

相談者さんの話を聞いているとそれぞれの

家庭にはそれぞれの事情があり、

 

短期的に見て「今、貯金がない」という

ご家族が割といらっしゃいます。

 

・結婚式をあげた直後で貯金がない

・車を購入した直後で貯金がない

 

このようなことはよくあるケースですし、

高年収と言われるお医者さんでも、

 

「昨年までアメリカ留学してて、研修費が

かかった為、貯金がなくなってしまった」

という特殊なケースもあります。

 

様々なお金を使う事情があり、その結果、

今は貯金がありませんというのは、

そこまで危機的な状況ではありません。

 

 

今後、貯金ができる家計なのか?

 

私からすれば問題なのは、

「現時点で貯金できる気配がなく、

今後も貯まる気配を全く感じない・・・」

という家庭です。

 

私の元へ相談に来られる方の多くが、

・お子様がまだ小学生以下

・またはお子様がいない

ご家族なのですが、その方々は確実に

今が『お金の貯まる時!』なのです。

 

「貯めるのはいつ?」

「今でしょ!」(古い?)

 

と言わんばかりに、この方々は今が一番

お金を貯められるタイミングなのです。

 

子どもが中学生になったら学習塾や部活に

かかるお金がいきなり膨れ上がりますし、

 

高校(特に私立)、

大学進学(特に私立、一人暮らし)

となると、もはや説明の必要が無い程、

お金がかかるのが目に見えてきますね。

 

貯金ができていない方々からすると、

「もっとお給料が増えれば、

貯金できる金額も増えるのに・・・」

 

このように思われる事が多いのですが、

必ずしもそうとは言い切れませんよ。

 

 

高年収=たくさん貯金あり?

 

結論から言えば、そんなことはありません。

 

年収が増えた分を貯金に回せるかと言えば、

その分、支出も多くなる家庭が多数です。

 

収入に合わせて生活水準が上がるんですね。

 

食費、教育費、車、住宅費・・・

 

年収1500万円のお医者様Aさんの場合、

 

良質な食材が買えるスーパーで買い物をし、

かわいい子どもの為に教育にお金をかけ、

かっこいい高級な外車に乗り、

住宅ローンを7,000万円以上借りたい!等、

 

収入に比例して支出も多いのが目立ちます。

 

結果として「全然お金が貯まらない」と

嘆いている奥様が多いこと多いこと。

 

逆に世帯年収が500万円でも毎年100万円

以上、貯金している家庭もあります。

 

たくさん収入があっても、

たくさん支出があれば、

お金は貯まりません。当然ですね。

 

 

家計改善できますか??

 

収入を上げるのはなかなか大変なので、

その場合は支出を減らす努力をするのが

先決です。

 

まず食費ですが、外食費が多かったり、

トドックなどの宅配サービスで割高に

なっている家庭は見直しが容易かも

しれません。

 

子どもの教育費ですが、

これも減らせる余地はあると思います。

 

習い事や子育て教育関係のおもちゃ、

本当に必要なものか考えてみましょう。

 

問題はここからです。

 

 

車・マイホームは買替えできない

 

一度購入した高級車を手放して、

安い中古車に乗り換えようかな・・・

 

こんなことしても無駄です。

 

大した売却益は生まれませんし、

人生の幸福度も下がってしまうでしょう。

 

それなら最初から買うべきではないんです。

 

家は更に厄介ですよ。

なぜなら車ほど簡単に買替えができません。

 

良い土地を希望し、

自分たちが建てたい間取りで、

お洒落な最新設備のついた家にすれば、

自ずと価格が上がります。

 

結果、予算オーバーになってしまった事を

理解しつつ、一生に一度のマイホームだし

毎月の返済が10万なら「行ける!」と

自分自身に言い聞かせたが、

 

数年後、毎月ローンを10万円払っていて

「これは厳しい・・・」

と思ったところで、完全に手遅れです。

 

ローン返済を8万円に減らせれば、

2万円も家計に余裕が生まれますが、

どうしようもありません。

 

売却しても損が出てしまう可能性「大」で、

その場合住宅ローンの返済が残ります。

 

それに加えて賃貸アパートの家賃も

払わないといけませんからね。

 

嫌ではありませんか?そんな地獄。

 

だからマイホームの購入だけは

しっかりと計画を建てて進めないと

後悔してしまうことになるんです。

 

 

・・・・・・

 

人生100年時代、老後に貯金はいくら

必要なんでしょうね??

 

よく聞かれることですが、

〇〇万円あれば大丈夫という明確な

金額はありません。

 

貯金がたくさんあっても支出が多ければ、

その分貯金が尽きるのも早いからです。

 

収入と支出の関係と同じですね。

 

しかも、いつまで生きるかわかりません(笑

 

ただひとつ言えるのは、

「老後の貯金は無いよりもあった方が良い」

そして、

「支出は少ない方が良い」

 

そのための訓練を今からしておくべきだと

思うのは私だけでしょうか??

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。