From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口
寒くなりましたね。
もう11月ですからね、早い・・・
そろそろ初雪も降りそうな感じですし、
スタッドレスタイヤに変えている人も
ちらほら見かけるようになりました。
一昨日10月31日はハロウィンでしたが、
東京渋谷の交差点で若者が騒ぎまくって
いるニュースを見ると、
私は札幌で生活できていて良かった、
すすきのはあんなことにならないから
良い街だなぁなんてしみじみ思うわけです。
東京に住んでいた時期もあった自分は
「やっぱり札幌最高!」
って思うんですよね。
あ、どうでも良いことですが、
私は10月31日で36歳になりました。
見出し
10月の問合せ、過去最高
そんな10月でしたが、事務所開業以来、
最高件数のお問合せを頂きました。
毎月の平均問合せ件数の2倍以上の
お問合せをいただき、ありがたい限りです。
問合せ内容は色々あるものの、
「適正な予算を診断したい」
というお問合せがメインです。
家を買う前に適正な予算を知ったうえで
マイホーム購入をすることで、
家を買った後に住宅ローン返済で苦しむ
可能性も減りますし、
家を買った後も旅行や趣味、教育費に
かけるお金を削らなくても良くなったり、
老後資産をしっかりと貯めていける
家計を手にすることができたりと
メリットがたくさんあるんです。
だからこそ、家を買う前には
「自分たちにとって適正なマイホームの
購入予算を理解しましょう!」
と呼びかけ、
あんしんマイホーム資金計画書を作成する
というサービスを提供しています。
しかし・・・
次のような方々は申し訳ありませんが、
この予算診断サービスをやっても意味が
ありませんので、お断りさせて頂きます。
10月、問合せ自体は多くなったものの、
半数が下記内容にあたるような方々で
実際にシミュレーションを作成しても
「あ、これは意味ないな・・・」
って思ったんです。
その為、下記内容にあてはまる方は
今後、大変恐縮ですがお断りさせて
いただきたいと思っています。
ハウスメーカーが決まっている
既に建てたい土地やハウスメーカーが
決まっており、間取り、見積書の提示を
受けており、
「今月中に決めてもらえるなら、
○○万円値引きしますよ」
みたいな感じで契約を迫られている。
しかし、当初考えていた予算よりも
大幅に予算がアップしてしまい、
ローンを払って行けるのか心配になって
土壇場で相談に乗ってほしいという方が
相当数いらっしゃいます。
こういった方々に対しては、今までも
都度お断りさせて頂いていたのですが、
「どうしてもお願いです」
「本当に困っています」
と言われたら、やらざるを得ないというか
人助けとして社会的な意義もあるのかなと
思い、10月は数件受けさせて頂きました。
予算診断の結果、
『購入しても問題なし!』
の判定が出れば良いのですが、
こういう方々に限って、期待している
内容と逆、つまり『購入してはいけない』
という判定結果になりやすいんです。
そして問題なのが、
「買わない方が良いですよ?」
と、伝えても結局、
「頑張って働こうと思います…」
「頑張って節約生活しようと思います…」
と、計画を辞めようとしないんですよね。
これでは予算診断をした意味がありません。
こういったお客様は、私に
『背中を押してほしいだけ』
なんだと思いました。
残念ながら、私は正直な結果を
そのまま伝えることしかできません。
予算診断をやるからには“ウソ”の
シミュレーションを作るのは嫌ですから。
既に買いたいものが決まっている方は
一度、計画をリセットしてからご相談に
来てもらえればと思います。
奥様だけで相談にいらっしゃる
「旦那は仕事で忙しい」
「旦那は家づくりに興味がない」
このような感じで、奥様だけで相談に
来たいという方がいます。
理由もわからなくもないのですが、
一生に一度の大きな買い物、
数千万円の借金をする買い物に対して
奥様が真剣に悩んでいるなら、
旦那さん、
「そのくらいの時間作れませんか?」
って私は思うんですよね。
奥様に協力的じゃない、
家づくりに興味がなく、
簡単に言えば“どうでもよい”。
この時点で私はこの家庭の相談業務に
真剣になれる気がしません。
真剣に話をしてくれない方に
真剣に私が話をしても暑苦しいだけです。
マイホーム購入は、大袈裟ではなく、
今後の家族の生活を左右するんです。
今、仲良く暮らせている家族も、
ローン負担が大きくお金の不安が
大きくなればなるほど、
ギクシャクしてくるものです。
夫婦の一方が家づくりなんてどうでもいい、
どうにかなるだろう、と思っているなら
私も助けられません。
ご夫婦で真剣にお話しをしたい方のみ、
私も真剣にお話しをしたいと思います。
家計簿をつけていない
「これから住宅を買いたくて、
その前にしっかりと予算を決めておいた
方が良いと思いました」
「夫婦揃って相談に行きたいと思うので、
宜しくお願いします!」
こういった計画性を持ち真剣に家づくりに
向き合ってくれる方に私も有意義な情報を
提供したいと思いますし、
「何とかしないといけない!」
という衝動にかられるものです。
ただ、
「家計簿をつけていないのですが、
大丈夫でしょうか??」
と、いう方もチラホラ・・・。
今、家計簿をつけていなくても生活は
できているし、家計簿をつけていても
途中でやめてしまって続かない・・
こういう気持ちは良くわかります。
しかし、予算診断をする上で
「家計簿をつけている家庭」と
「家計簿をつけていない家庭」とで
シミュレーションの精度が全然違います。
家計簿をつけている家庭は、
シミュレーション結果がとても
現実的なものになるのに対して、
家計簿をつけていない家庭のシミュレーシ
ョンは、現実との違いが明確になってしま
うことが多いのです。
例えば、
「年間100万円くらい貯金できてるかな?」
と、言っていたご夫婦の年間の貯蓄額が、
シミュレーションだと「0円」になったり、
逆に「200万円」になったりするんです。
これは家計簿をつけていない為、
現在の正確な支出を把握できていない
ことが最大の理由になります。
せっかくシミュレーションを作成しても
現実離れしていたら意味がありません。
未来は誰にもわからないもので、
シミュレーションはその未来を
なんとか予測しようとするものです。
その精度をできるだけ現実的なものにする
ためには、現時点での収支はできるだけ
正確に入力しておきたいのです。
その為には家計簿が必要不可欠なんですね。
3か月程度でも構いませんので、
シミュレーション作成の前には家計簿を
つけてもらえればと思います。
・・・・・・
少し上から目線な文章に感じられるかも
しれませんが、私も一人でこの事業をして
おり、受けられる相談には限りがあります。
その為、できるだけ真剣に話したいですし、
やって意味のあることをしたいと思います。
こんな36歳になったFPですが、
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。