From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口
「あれ?煮卵、なくない?」
「写真には煮卵ついていたのに!!」
・・・・・・
昨年の東京出張の際に、軽い食事とお酒を
いただこうとある居酒屋さんへ。
元々、計画的に入店したわけではなく、
その前に打合せをしていた方々と3人で
「じゃあ、軽く一杯行きます?」
的な流れからお店を探すことになり、
適当に入った居酒屋さんでの一コマです。
入店してとりあえずビールを頼み、
3人でメニューの写真を眺めながら、
「お!豚の角煮あります、頼みましょう」
「お!角煮に『煮卵』もついてますよ!」
と、いうごく普通の流れから
『豚の角煮 780円(税抜)』
をオーダー。
待つこと、5分。
『豚の角煮780円(税抜)』が登場。
しかし・・・
そこには『煮卵』の影も形もありません。
メニューの写真にはついていたのに!?
あれ?って思った3人はお店の人を呼び、
「煮卵、つけ忘れてませんか?」
と、質問してみました。
しかし、その店員さんの回答に驚愕!
【写真はイメージなので煮卵ありません】
「写真ハ、イメージデス」
「煮卵ハ、ツイテナイデス」
と、中国人の店員さん・・・
マジか!と、かなり驚いた出来事でした。
角煮を食べたい気持ち50%、そして
煮卵を食べたい気持ち50%で注文した
『豚の角煮 780円(税抜)』
だったのに・・・
『おにぎり 180円』についている
漬物の種類が写真と違っただけで、
正直「えー」って思うのにっ!!
『煮卵』まるまる一個ついてないのは、
さすがにダメでしょ!!!
と思ったのですが、確かにメニュー名には
『煮卵』の文字が無いことと、
「しっかりとリサーチしないで店選ぶと
こうなりますよね・・・」
ってことで、今後の人生に活かそうという
ことでそのまま一杯だけ飲んでお店を出る
ことにしました。
もうこのお店に行くことはないでしょう…
【イメージと全然違うんですが・・・】
「写真はあくまでイメージで、
実物は写真と異なる場合があります」
コレ、何かと良く見かける文言では
ありませんか?
どのくらい写真とかけ離れる可能性が
あるのかは事前にわかるわけがなく、
あまりにも写真とかけ離れすぎていると
クレームのもとです。
特に780円の豚の角煮などではなく、
取り返しのつかないような商品の場合は
イメージしていたものと違ったときの
ショックや怒りは計り知れないですよね。
そう、例えば注文住宅のような
「また今後の人生に活かそう」では
気持ちが切り替えられない商品の場合です。
しかし、そんな商品を扱う住宅業界なのに
これって結構『あるある』なんですよね。
最近だと写真の他に、CGなどで
仕上がりのイメージを提示してくれる
会社もあるのですが、
「こんな感じになるはずじゃなかった・・・」
と、実際に家が完成した後に
思われている方が一定層います。
「打合せ通りなのにイメージと違った・・・」
と、なってしまった。
完成形がしっかりと目に見えない注文住宅
ならではのデメリットかもしれませんね。
しかし・・・
中には、そもそも打合せ通りにちゃんと
家を建ててくれない工務店もあるのです。
これは論外ですが、気をつけないと
あなたが契約した工務店がそういった
工務店かもしれませんよ。
【図面通り作ってくれない工務店】
信じられないことなのですが、
打合せ通りに家を建ててくれない
工務店が札幌市内にもあります。
なぜ、この情報を知っているかというと、
そういった工務店で働いていたという
「設計士」から聞いた事実だからです。
設計士というと『間取り図を考える人』と
いうイメージがあると思いますが、実は
それ以外にもたくさんの図面を作成します。
例えば、
・基礎形状の図面
・建物の断面図
・電気の配線を記載している図面
・各部屋の詳細図面
・オリジナル家具の製作図面
これらは“ごく一部”になりますが、
一軒の家を建てるのに作成する図面は、
最低でも15枚以上にはなるでしょう。
多い会社だと、50枚以上になる場合も
あります。
図面が多い程、完成形がわかりやすく、
お客さんとの完成イメージの食い違いが
起こりづらいというメリットがあります。
さらに家を建ててくれる『大工さん』も
図面が多いことで家が建てやすくなります。
しかし、この設計士さんに話を聞くと、
「せっかく書いた図面なのに、図面通りに
大工が作ってくれないんですよ(怒!)」
「ありえないと思ったので、3か月で
その会社、辞めました(苦笑…)」
と、言っていました。
信じられないのですが、事実です。
【ローコスト住宅には気をつけろ!】
設計士さんは相当腹が立ち、大工さんに
「なぜ、図面通りに作ってくれないのか?」
を聞いたそうです。
すると、
「そんな面倒なことしたくないから」
と、言われたそうです。
図面通り作る技術があるのにも関わらず、
その通りやってくれない大工さんがいる。
何故そんな事になってしまうのかというと、
作業に見合った『お給料』が貰えていない
からです。
よく言われる「ローコスト住宅」の場合、
どれだけ資材を「安かろう悪かろう」に
したとしても、低価格にはなりません。
資材を安いものを使うのはもちろんですが、
さらに「人件費」もローコストにする
必要があります。
普通、大工さんに一棟家を建ててもらう
のに支払う給料が150万円だと仮定して、
「この家は100万円しか払えないから」
と言われたら大工さんはどう思うでしょう。
残念ながら、大工さんの心理としては
「できるだけ早く、こんな現場終わらせて
次の仕事をやらないと生活していけない」
と、なってしまうんですよね。
人は思ったよりも素直な生き物ですから、
このような心理状況になってしまうのも
仕方ありません。
その結果、打合せ通りの家が完成しない…
あなたは、自分の家が打合せ通りに
建たなかったらどう思いますか??
・・・・・・
こう考えると、安い金額で建ててくれる
ローコストが良いかというと、そうとは
言い切れませんよね。
ローコスト住宅を否定するつもりは
ありませんが、しっかりとその会社を
見極めないといけませんね。
安いには安いなりの理由があるという
ことを理解した上で、建築会社選びを
検討することがとても重要ですよ。
P.S
冒頭の煮卵ないお店、今年近くを通ったら
もうありませんでした。
まぁ、そうなるとは思いました。
次、また行きたいと思うお店では
ありませんでしたからね。
そう考えると、図面通りに建ててくれない
会社も今後どうなるか目に見えますね…
こういった会社で家を建ててしまうことの
無いように本当に気をつけましょう。
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保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。