そのライフプラン、作っても意味がありません

当事務所でおこなっている「あんしんマイホーム資金計画書(ライフプラン)」を作成するサービス。

これは現在の収入や支出、資産、ご家族構成などから「無理のない住宅購入予算をズバッと診断する」というものです。

このサービスを受けていただくことで、

  • 本当に家を買ってもいいのだろうか?
  • 家を買ったとしても、教育費を払っていけるだろうか?
  • 老後資金を貯めていくことができるだろうか?

こういった不安を解決し、安心してマイホーム購入計画を進めていくことができるようになります。

事務所でお会いし初回はヒアリング(約75分)、2回目は資金計画書のご説明(約60分)。

将来の大切なお話しですので、ご夫婦一緒に事務所に来ていただける日程にてお約束をさせていただいております。

ご夫婦どちらか一人だけで相談に来たい

1年間で1組くらいの割合で『ご夫婦揃って事務所に来ることができないので「ひとり」で相談に行ってもいいですか?』とお問合せをいただくことがあります。

「主人が仕事で忙しい」「妻がFPへの相談に乗り気ではない」など、事情は様々のようです。

このような「ご夫婦どちらか一人」でのご相談も受けていた時期もあるのですが、今はこういった「ご夫婦どちらか一人」での相談はお断りさせていただいています。

なぜなら、おひとりで相談に来られても正直ほとんど意味がなく、相談料がもったいないなと、私は今までの経験から学んだからです。

なぜ、意味がないのか?その理由を深堀りしていこうと思います。

なぜ意味がないのか?

シンプルに言えば、正確なあんしんマイホーム資金計画書(ライフプラン)を作成することができないからです。

今の時代、ライフプランを作成しようと思えばネットからエクセルをダウンロードし、自分で年収や支出を入力することで、自作のライフプランを作ることができると思います。

もしかするとAIに必要事項を伝えて、ライフプランを作成してもらうこともできるかもしれません。

ただ、正直そのような形で作成したライフプランと実生活(将来予測)が近しいものになるかと言えば、そんな簡単な話ではありません。

長年ライフプランを作成しているとわかるのですが、多くのご家庭では、自分たちでは目に見えていない支出がたくさんあります。

毎月20万円の支出だと思っていたご家庭が、会話の中で「実は25万円以上、毎月支出があった」なんていうことは日常茶飯事です。

また「本当は毎年旅行に行きたい」「趣味にお金をかけたいと思っている」などの潜在的な欲求を聞き出し、将来の支出見込みとして計上する必要もあります。

奥様は「もう一人、子供が欲しいと思っている」が、ご主人は「経済的に厳しいと思っていたので、そんな気持ちはなかった」なんてことも、私が間に入ることでお互いの真意を理解し、ライフプランに反映させることもあります。

その他にも様々なライフプラン作成に必要な要素を、私は初回面談の会話の中から探っていきます。

「ヒアリングされる内容を事前に家族で話し合って、ひとりで伺いたい」という人もいらっしゃいますが、ヒアリングをしていく中でご夫婦にその場で会話をしてもらい、シミュレーション内容を決めていくという工程が必ず出てきます。

このヒアリングを非常に大切な時間だと私は考えており、ひとりでは決めることのできない問いかけも中にはあることから、必ずご夫婦揃っていらしていただいています。

一緒に来てくれない場合

ただ、中には様々な事情で「相手が乗り気ではない、一緒に来てくれる雰囲気ではない」ご家庭もあると思います。

そんな方には、このような形で接していただくと気持ちが変わるかもしれません。

FP(当事務所)に相談することに乗り気ではないパターン

ご夫婦どちらか一方が、FP相談をすること自体に乗り気ではないというパターンがあります。

初回面談時には、年収や支出状況、貯金などの資産について伺いますので、そういった個人情報を開示したくないという考えもあるかもしれません。

「買える・買えない」など、真実を突き付けられるのが怖いと思う人もいるでしょう。

またFPに相談することで保険に加入させられたり、変な投資商品を売りつけられるのでは?と警戒している人もいるようです。

TVではお金にまつわる詐欺のニュースも日常茶飯事ですし、警戒心が強い人によくあるパターンだと思われます。

こういった方には、当事務所のHPを見ていただくことが第一歩だと思います。

当事務所が提供しているサービスや私のプロフィール、なぜ私がこのFP事務所を立ち上げたのかなどの背景まで見ていただくことで、少しだけ心理的なブロックが外れるかもしれません。

また私は保険を売る資格も、投資商品を売る資格も今は持っていません。

なので、そういった商品を売りつけることもありませんし、できませんので安心していただければと思います。

住宅購入自体に乗り気ではないパターン

今、会社の社宅に住んでおり、ご主人としては「社宅でいいじゃん!」と考えている一方、奥様は「子育てのことも考えてマイホームを購入したい」と意見が割れているパターンなどもありますね。

この場合、乗り気ではない方が根本的に『お金に対する不安が大きい状態』にあると思います。

お金に対する不安が大きいので、住居費に多額のローンを組んで支出を増やすことに抵抗感がある。だから家を買いたいとは思わない。

住宅購入に乗り気ではないので、FP相談にも乗り気にはなれないのは当然でしょう。

ただ、こういったご夫婦は、逆にライフプランを作成することで住宅購入の問題が解決すると私は思います。

ライフプランを作成し、お金の問題をクリアにすることで、購入すること自体が問題ないとなれば購入に向けて話し合いをすればよいですし、客観的意見として購入が難しいとなれば購入をあきらめることになるでしょう。

ただやはり「どちらかおひとりが相手方に内緒で、当事務所に相談をし、あんしんマイホーム資金計画書を用いて、相手を説得するための材料にしたい」という考えはよくありません。

おそらく無断で相談したこと自体に怒りを覚える人もいるでしょうし、作成したライフプランを見ても「自分を説得させるために作らせたものに違いない」と疑うと思います。私ならそう思います。

どちらか一方が住宅購入に乗り気ではない場合、おそらく根っこにあるのは「お金への不安」ですから、しっかり問題を解決するために一緒に相談に来られるよう、説得してみてください。

忙しいから任せるねパターン

「夫の仕事が忙しく休みが取れないので、私一人で相談に行っても良いでしょうか?」というような問合せをいただくケースがあります。

これは「FPへのお金の相談をすること」「お金の問題と向き合うこと」を非常に軽んじているからだと私は思います。

仮に注文住宅を建てようとすると、

  • 土地の売買契約
  • 銀行との住宅ローンの契約(土地、建物の最低2回)
  • 土地の決済(引渡し)
  • 間取りの打合せ、建物の契約、仕様決め(5~10回以上)

このように「仕事が忙しいから」という理由で、ご主人いないわけにはいかないタイミングが最低でも10回前後はあります。

どれだけ仕事が忙しくても、その10回前後の打合せやイベントは、時間を調整していただくことになるはずです。

それなのに、お金の問題解決については「後回し」「他人任せ」にしようとしている状況なのは「お金の問題を重要とは思っていない」という裏返しだと私は思います。

もちろん、それは個人の自由ですから、それ自体は問題ないことです。

ただ、その状態で奥様だけでFP相談をし、結果をご主人に見せたところで、ご主人がその結果を素直に受け入れるかと言えば、そうではないでしょう。

なので、そういった場合は「お仕事の忙しい時期が落ち着く」「お金の問題をクリアしたいと本人が気付く」まで待つのが良いかなと思います。

正直、マイホーム購入において一番失敗してはならないのは「お金の問題」です。間違いありません。

相談を検討されている方へ

私自身、マイホーム購入をしたいとは思っているが、お金の面で不安があり、どうにか解決をしたいと考えているご夫婦を応援したい気持ちで仕事をしています。

本気で相談に来てくれるご夫婦には、本気で向き合いますし、時には心を鬼にして言いたくないことを言うこともあります。

適当にやり過ごすこともできますが、厳しく言うことが相談者様のためになるなら、言いたくないことも言わなければなりません。

それが私の仕事ですし、私の社会的な存在価値であると思っているからです。

そのくらい私は相談者様に対して本気で向き合いますので、相談者様も真剣に将来のためにお金と向き合っていただければと思います。

新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。

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