住宅ローン返済額よりも大切な光熱費

From:新松尊英@札幌住まいのFP相談窓口

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1Lあたり18km

 

私が乗っているトヨタのハイブリッドカー、

プリウスの燃費です。

 

冬はおおよそ1314km程度でした。

 

なかなか走ってくれていますが、最近は

これでも少し物足りなさを感じています。

 

周りのプリウスユーザーの意見も聞くと

20kmくらいは走ってほしいなぁ・・・」

なんて贅沢な感覚になっていますね。

 

とはいえ、購入して約1年になるのですが

率直な感想としては・・・

 

 

もうハイブリッド以外乗れない・・・

 

そう思う理由は、やはり燃費性能です。

 

札幌市内、近郊を年間110,000km程度、

車で移動する私としては、この燃費性能は

かなり助かります。

 

レギュラーガソリン1Lあたり140円、

ハイブリッドカーが1L15km走行、

普通車が1L7.5kmとして計算すると、

 

私の場合、年間のガソリン代の支出額は

140,000円も変わる計算になります。

 

その差1か月あたり、1万円以上。

 

この固定費削減によって支出が減るのは

とても嬉しいことなのですが、それ以上に

 

遠方のお客様の家に行くときも、

ガソリン価格が上がったときも、

『ほとんどストレスを感じることがない』

 

というメリットを感じています。

 

そこに対してシビアにならなくても良い、

余計な心配事がないという心理状態です。

 

毎月の支出額が安定的に抑えられるという

のはとても安心感、幸福感のあるものだと

身を持って感じますね。

 

 

家計に響く光熱費

 

家計改善の話ですが、もし改善したいなら

 

・携帯電話

・新聞代

・子どもの習い事、通信教育

・トレーニングジムやヨガ教室

・家賃(※賃貸物件の場合)

・お小遣い

 

といった、毎月ほぼ固定の支出額となる

『固定費』から改善するべきです。

 

携帯電話は格安キャリアに変更すれば、

いちいち通話料などをあまり気にせず、

毎月支出を減らすことができますよね。

 

テレビ欄や広告しか見ていない新聞なら

取る必要もないかもしれませんし、

 

会員登録だけしているジムなんて

真っ先に会員解除するべきでしょう。

 

これら固定費は、一度改善をしてしまえば

翌月以降も自動的に家計改善されている

状態が継続するというメリットがあります。

 

一方で、

 

・食費

・水道光熱費

・ガソリン代

・消耗品

 

などの価格が流動的なもの、

毎月費用に上下があるもの、

 

これらについては毎月継続して支出を

減らすのはとても労力が必要ですし、

ぶっちゃけ疲れて長続きしません・・・。

 

食費なら1か月30,000円で何とかしよう

と考えて予算の範囲内に抑えることも

できるかもしれませんが、

 

季節、気温、原油価格に影響をうける

ガソリン代や水道光熱費となると

なかなか難しいものですからね。

 

ガソリン代を安くしたいと思っても

車の買替えが必要になるかもしれませんし、

 

光熱費削減の為に家を買替えるなんて

なかなかできることではありませんよね。

 

だからこそ、後々のことを考えて

「性能が良い」「できるだけ燃費が良い」

ものを選定しておき、

 

水道光熱費に関しては、毎月の使用料を

特に気にする必要性をなくしておくことが

家づくりではとても大切ですね。

 

 

燃費の良い家を買おう

 

あなたがこれから新築住宅を買うなら

『冬、寒い家』は、ほとんどありません。

 

全くないと言い切れないのが残念ですが…

 

今の新築住宅は各部屋に暖房器具が

ついているのが当たり前になっており、

家中どこにいても暖かい家になっています。

 

しかし、ここで注意してほしいのは

 

暖かいが光熱費が「たくさんかかる家」

暖かくて光熱費が「あまりかからない家」

 

この2種類が存在するという事実です。

 

車の例と同様に、同じ距離を走るのに

(=家で言えば同じ暖かさにするために)

必要な燃料の量は性能により異なります。

 

暖かいお茶に例えて話をすると・・・

 

暖かいお茶を入れてもすぐに熱が逃げて

しまうペットボトルのような家もあれば、

 

朝入れたお茶がランチまで暖かく保温され

ている魔法瓶のような家もあるのです。

 

せっかく暖かいお茶を入れたのにすぐに

冷めてしまっては、また暖かいお茶を

入れ直さないといけませんよね?

 

その分、光熱費もたくさんかかります。

 

このような家では、光熱費が家計に与える

ダメージも大きいですし、心理的にかなり

負担を与えることになるでしょう。

 

暖房をつければ家は暖かくなるものの、

「暖房費がヤバいので毎年、

冬が来るのが本当に苦痛です…」

となげいている家庭が山ほどあるのです。

 

 

光熱費は住宅ローンの支払額より大切

 

今、住宅ローンの返済期間は『35年』で

組む人がほとんどかなと思います。

 

ちなみに、ある機関の調査では

繰り上げ返済などによって『15年以下』で

返済するのが平均値になっているようです。

 

早いですね、15年で住宅ローンの支払い

から“おさらば”できる人もいるなんて。

 

あなたも住宅ローンの支払いを終えた後の

ことを想像してみてください。

 

・・・・・

 

家賃という大きな支出がなくなったことは

心理的に大きなプラス材料になるでしょう。

 

しかし、その時に月々の光熱費が

 

■年平均20,000円でおさまる家

■それとも年平均40,000円以上かかる

 

この差ってすごい違いだと思いませんか?

 

年間光熱費が240,000円も変われば、

10年で240万円、

20年で480万円、

30年で720万円もの差が生まれます。

 

ローンの支払いが終わっても

水道光熱費の支払いは生きている限り、

永遠に終わりません。

 

だからこそ、月々のローンの支払額以上に

光熱費がいくらかかるのか?については

より慎重に、真剣に考えないといけない。

 

このことをしっかり理解しておく必要が

ありますね。

 

 

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新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。

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