3ヶ月経過しても土地が見つからない人へ

「土地は探しているのですが、希望の条件に合う土地がなく、いつになったら買えるのかわからない…」

「希望のエリアの土地価格が高すぎて、土地を買える気がしない…」

「私たちは本当に土地が買えるのか?」こう悩んでいる人は、たくさんいますね。

札幌市内では、少なく見積もっても500~1,000組の家族が同じような悩みを抱えているでしょう。

やっとの想いで買いたい物件に出会い、買おうと決心して不動産屋に連絡したら「既に4組の申込が入っています」という地獄のような回答をされることも土地探しでは日常茶飯事です。

個人的にはマイホーム購入はとても楽しいイベントだと思いますが、土地探しはぜんぜん楽しくありません。むしろ苦痛だと思われる方が多いでしょう。探しても探しても見つからないのですから、その気持ちは充分に理解できます。

さらに探している間に、どんどん土地の価格が上昇している状態。ここ半年(2021年上期~下期)で土地価格が坪5万円も上昇したという話もあります。

「もう探すの嫌になってきた(T_T)」と思われる方も多数いるでしょう。しかし・・・

本気で探してますか?

この「土地を探している」という行為ですが、人によって大きく行動内容が異なります。

気分が乗った時、時間に余裕がある時にだけ、アットホームやSUUMOなどの不動産のサイトを見ている人もいれば、

毎朝9時から2時間おきに探している人、暇さえあれば、ひたすら探している人。中には空き地を見つけて登記簿を取り、売主を特定して交渉しに行くツワモノまで。

そこまでする必要はないと思うのですが、一言に「探している」と言っても、その温度感は人それぞれということです。

本人は「探している」つもりでも行動が伴っておらず、その探し方では「探しているとは言えませんよ」という人も。

言うまでもなく毎分毎秒探している人は、良い土地に出会う確率は上がりますし、気が向いた時にだけ探して「うーん、良いような悪いような・・・」とモチャモチャと決断ができない人は、希望の土地を買うのは難しいでしょう。

では「どのような行動」「どのような心持ち」でいれば土地を買える確率が上がるのか?

少し厳しいかもしれませんが「土地を探しているが土地が見つからない」と嘆いている人は参考にしていただければと思います。

遅くても12時間以内に決断

これは『大原則』でしょう。

毎日、出るかどうかわからない土地情報を根気強く見続けて、土地が出た時には何よりも優先して買うか即検討する。

「会社があるから週末まで見にいけない…」「吹雪いているし、現地には明日行こう…」「この土地の条件で希望の間取りの家が建てられるか住宅会社に聞いてから…」などなど気持ちはわかりますが、この程度の覚悟では他のライバルに先を越されてしまいます。

何時だろうと会社が終わってから見に行き、翌朝の出勤前にもう一度確認しに行く。吹雪の中でも関係ありません。この土地で建てられる間取りの範囲内で、最高の間取りを考えるという考え方にシフトしましょう。

私が関わったお客様は、見つけた土地を遅くとも12時間以内に現地へ見に行き、その場で結論を出しています。

私のお客様のような人がゴロゴロいるので、さらに早く行動・決断しないと買えませんね。

お得に買いたい!は無理

良い土地をできるだけ安い金額で買いたい。これは当然の考えですよね。とても理解できますし、私もそう考えます。

しかし現実的にこの考えを持っていると、いつまでたっても買えません。

世の中は需要と供給で成り立っており「売りたい人」と「買いたい人」がそれぞれ希望の金額で納得さえすれば、契約は成立するわけです。

あなたが欲しいと思う条件の土地は、みんな欲しいと思っている土地だと理解しましょう。そんな需要が高いものを、あえて安く売る必要はありません。

仮に相場より200万円安い土地があったとしたらプロの不動産屋が購入し、利益200万円を上乗せして販売するでしょう。※なんなら私が即決で購入し、利益300万円乗っけて売ります(悪魔かよ…)

このような理由から、希望の価格で土地を買える人は1%にも満たないと思います。今後さらに価格が上がる可能性もあります、ここを割り切って決断ができるかですね。

時は金なり

昔の人は本当に良いことを言ったものです。土地探しにおいても「時は金なり」という言葉が大きく当てはまります。

土地が見つからない(決まらない)ということは、マイホームの完成も遅れるということ。

マイホームが完成するまでは、今住んでいる家の家賃がかかります。仮に8万円の家賃を払っているなら12ヶ月で96万円の家賃。土地探しをしている最中は、この家賃がずっとかかり続けます。

仮にあなたの希望の土地予算が1,500万円だったとしましょう。この場合、今1,600万円の土地を買うのも、12ヶ月後に1,500万円の土地を買うのも、人生における支出は、ほぼ同じです。

2022年以降マイホームを建てる場合、住宅ローン減税が改悪となり恩恵を受けられる税額控除額が減ってしまう人がほとんどです。

住宅業界においては土地も建物価格もどんどん上昇しています。早く決めていれば…と思っている人がどれほどいるでしょう。

このように「時は金なり」を体現し、購入する物件の条件や、予算上限を柔軟に対応できる準備ができている人は、希望条件に近い土地を購入できる可能性が高くなると思いますよ。

目安は3ヶ月

スゴく頑張って土地を探してるのに、何ヶ月経っても条件に合うものがまったく出てこない。

このような人は、そもそも探す条件の再設定をする必要がありそうです。

目安としては、3ヶ月経ってもネットに一つも検討できるものが出なければ、それは探している条件設定が間違っている可能性があります。

そんなに難しい条件は設定していないと本人は思っていても、その条件で土地が出てくるのは『マジで奇跡ですよ!』という条件の方も実は多いと感じます。

特に学校区を指定する場合、ソレ以外の条件は目をつぶる必要があると私は思っています。「〇〇小学校の区域が良い」という条件にさらに

「駅、スーパーまで〇〇分以内」「地の大きさは〇〇坪~〇〇坪」「価格は〇〇万円以下」「前面道路の幅員が8m以上」「建築条件がない土地」などなど、このような条件が一つでも加わると、探すのはかなり厳しくなるでしょう。

3ヶ月経過して、検討できるものが一つも出てこないというのは、今後も出てこない可能性が極めて高いと考えた方が良いと思います。

もし出てきたとしても、それを誰よりも最速で購入しないといけないわけですし、買える保障は一切ありません。探す範囲や条件を、再設定・再検討する必要があると私は思います。

・・・・・・とはいえ、譲れない条件は家庭ごとにあると思いますし、その条件で買えなければ、いつまででも待ちますという考えの人もいるでしょう。それはそれでいいと思います。

私が土地を買うわけではなく、購入するのは家を建てる人ですからね。

ただ土地探しは大袈裟ではなく、戦いです。その戦いを制するためには、それなりの努力、正しい戦い方を学び、時には妥協が必要になってくるのでしょう。

今日の話が土地探しをしている人に、少しでも参考になれば幸いです。土地探し頑張ってくださいm(_ _)m

新松 尊英
札幌住まいのFP相談窓口代表。札幌で住宅会社の営業マンとして働いた後、中立的な第三者立場から住宅購入の相談ができる仕組みを確立するために独立。

保険や住宅を売ることを目的にせず、有料で相談を受けている住宅購入専門のファイナンシャルプランナー。そのスタイルが支持され、札幌市近郊を中心に累計1,000件以上の住宅コンサルティングをおこなっている。

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